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プロの視点

「輸送効率化の秘策」

今回の内容ですが、
輸送業務に関わる方には手放せない業務ツール『配車表』についてお話をしようかと思います。


配車表は皆様ご承知の通り、輸送業務の内容が凝縮されている、
効率と直結したとても重要な業務フォーマットです。

乗務員さんの今日の仕事、明日の仕事、またいくら稼げたのか、
明日はどのくらい稼げそうなのか、そんな重要なネタが満載になっています。


ここで少し考えて見ましょう。


物流会社様は今お使いになっている配車表、
荷主企業は依頼書のようなものは何年前から使っていますか?

これって使い慣れたものがいいので、結構何年も同じ様式を使ってるんですよね?
しかし業務上支障はでてきていませんか?


5年前、10年前と比較して輸送業務を取り巻く環境がかなり変化したのは、皆様ご承知の通りです。

以前の配車というのは、『いかに台数を捌くか』・『いかに乗務員さんに走ってもらうか』
ということが中心に進められてきたように思います。

まさに大量輸送の時代でした。
この時代背景の配車表は「車種」・「車番」・「乗務員名」・「納期(AM・PM)」などの
項目が配車表に記載されており、『1つの業務に対して誰が担当するか』を目的として
作られていた表でした。


【従来の配車表サンプル】
従来の配車表サンプル


現在の状況はどうでしょうか?

『時間指定への対応』・『輸送貨物の少量化』・『24時間配送』・『運賃の低下傾向』
・・・あげればキリがないくらい状況は変化してきました。

現在はサービス輸送・効率化輸送の時代です。
いいかえれば『どれだけ効率良く車輌を運用できるか』が目的であるといえます。

では現在の配車表のあるべき姿はどんな項目を含んだ表になるのでしょうか?


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図表

1、時間軸を設けること
時間指定への対応、時間的効率の向上から自車稼動を配車表から見えるようにする必要がありますよね。

2、積載率を記載しておくこと・・・例えばモノサシが重量ならば10トン車に8トン積載すれば、80%です。

3、1運行(A商店への配送で)あたりの運賃を記入すること・・・配車表と収入の集計を別々にすると、収入意識が低くなります。一緒にしておくことがポイントです。


図表


要は徹底的に配車表に数値をいれておくことなのです。

今の時流に沿って運用していくためには、係数管理がキーワードです。

いかに業務の中に自然に数値を取り入れていくことができるかが重要なのですね。


輸送業務でもっとも意識改革が強くできること、効率を上げられる要素となるもの、
それは配車表がもととなるのです。


株式会社船井総合研究所 戦略プロジェクト本部 ロジスティクスグループ 廣田 幹浩 氏
廣田 幹浩 氏

国内大手物流・ロジスティクス系企業を経て船井総合研究所に入社。物流系システム導入支援や、物流センターの具体的カイゼンを得意とする。物流戦略の立案から戦術・戦闘レベルまでこなす物流「超」現場主義者。 物流技術管理士。(財)中央職業能力開発協会(JAVADA) ロジスティクス検定問題作成委員、(財)社会生産性本部 ビジネスキャリア検定問題作成委員。 「短期間業績アップ請負人」

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