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プロの視点

在庫改革の概要

08/07/14>>有限会社SANTA物流コンサルティング 代表取締役社長平野 太三 氏

大体毎週1回のペースで全国のどこかで講演をさせて頂いているが、
ここ1年のアンケート結果を分析すると、「在庫」と「作業」は2大人気テーマと言える。


在庫改革は、在庫金額を減らすことだけが目的と思われがちであるが、それだけではない。


1、欠品アイテム数の削減
2、不要な在庫アイテムのカット
3、過剰な在庫金額の削減(デッドストック、過剰在庫の削減)
4、倉庫スペース&保管費の削減
5、棚卸し差異の削減
6、保管効率の向上


が挙げられる。

つまり、在庫金額を削減することにより、
銀行からの借入れ金額が減少するだけでなく、保管スペースが減少することによる保管費の削減、
デッドストック減少による廃棄の評価損の削減も見込める。


また、前述した目的を実現する途中のプロセスで、在庫分析を行うことになるが、
在庫再配置(保管場所の変更も含む)時の効果として、

7、作業効率の向上
8、倉庫間移動の運賃削減
9、ピッキングミス削減

という付帯効果も実現できる。


在庫改革は決して難しいものではなく、在庫管理をしているすべての企業で効果を出すことができる。

また、在庫管理をしていない企業は、勘と経験と度胸の世界での人間の判断では
いくらベテランの人でも限界があるため、大幅な効果を出すことができる。

在庫金額を半減できたという企業事例も少なくないのもうなずける。


この様に在庫改革の効果は非常に大きいが、企業の在庫改革はなかなか進まない。

最も大きな理由は、
①欠品を恐れすぎる
②仕入れ単価を下げるため大量ロットの製造(もしくは仕入れ)を崩さない

ことが挙げられる。

在庫を減らすと欠品が増えると主張する人もいるが、実はそうでは無い。

在庫マネジメントをしているか、していないかだけのことであり、両立は可能だと思う。

イメージ図

検討する際には次の様に考えて欲しい。

欠品を恐れるあまりに過剰在庫を持つことにより、
お客様に在庫金利負担、倉庫料負担をして頂いているのである。

もし、競合の他社が在庫マネジメントを実現し、社内で物流コストダウンを図り、
その利益分を仕入れ金額のダウンや販促費、商品企画に回したとする。

皆様がお客様の立場だとしたら、たまに欠品が発生したとしても、
仕入金額が安い業者を選ぶのではないだろうか?


他社でできて、皆様の会社でできない訳がないという発想で取り組んで欲しい。

【次号に続く】




有限会社SANTA物流コンサルティング 代表取締役社長 平野 太三 氏
平野 太三 氏

昭和38年兵庫県芦屋市にて出生。昭和61年甲南大学卒業。平成15年に(有)SANTA物流コンサルティングを設立。主な仕事は、物流コンサルティング、執筆、講演、研修。主な書籍「3ヶ月で効果が見え始める物流改善【現状把握編】(プロスパー企画¥1,890)」。物流技術管理士、日本物流学界正会員、物流技術管理士会理事。中小企業大学校講師、ロジスティクスアライアンス研究委員の実績もある。Dr.SANTAの愛称で知られている。

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