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プロの視点

物流部門に必要な5S実行能力

本日は物流カイゼンのベース中のベースである、5S活動についてお話させていただきたいと思います。


物流カイゼンに1回でも携わった方は5S活動への取組が
カイゼンにどれだけの効果を示すか、肌で感じられたと思います。 

それは5S活動自体がカイゼン活動であり、カイゼンのためのベースであるからです。 

私が物流カイゼンのコンサルティングを行なう場合にも、支援の7割以上を5Sの徹底に使います。 


これは5Sが徹底されていない物流現場に対して、物流カイゼンのテクニックを要したとしても、
効果がうすくかつ定着力が乏しくなってしまうことが、経験上分かっているからです。 

逆にいうと5S活動が現場でしっかり回るようになると、カイゼンのためのマインドセットが出来上がり、
カイゼンテクニックを試行した際の効果が大きくでるようになります。


これをやらない理由はないですね。


イメージ図


物流現場の場合、具体的には「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の
5S活動の内容をしっかり理解した上で、そのうちの2S(整理・整頓)をしっかり行う必要があります。


これは2Sを集中して行なっていくことが、
現場で働く人たちの環境にもっとも良い影響を及ぼすからです。

つまり現場での生産性が上がるということであり、
もっと分かりやすくいうと「働きやすくなる」ということです。


整理は、要るものと要らないものを明確に分けて、要らないものを捨てること。
整頓は、要るものの置場所と置き方を決め、誰にでもわかるように明示すること。


です。 この状態をしっかり維持していこうとすると、必然的に清掃活動を行わなければいけません。


またその整理・整頓・清掃の3Sを維持しようとすると、
パトロール活動、点検表などのツールを投入した、清潔活動が必要となります。

またそれを自然にこなせるようになるために職場規律・標準作業・5Sルールなどを遵守する、
躾活動に進んでいくのです。


カイゼンはなんといっても働く人からです。

そして職場でカイゼンのための風土を形成していかなければなりません。
それを無視して物流カイゼンを進めようとしても、絵に描いた餅となってしまうのです。

まずは5Sからもう一度やってみる必要はあるでしょう、根気強く。

株式会社船井総合研究所 戦略プロジェクト本部 ロジスティクスグループ 廣田 幹浩 氏
廣田 幹浩 氏

国内大手物流・ロジスティクス系企業を経て船井総合研究所に入社。物流系システム導入支援や、物流センターの具体的カイゼンを得意とする。物流戦略の立案から戦術・戦闘レベルまでこなす物流「超」現場主義者。 物流技術管理士。(財)中央職業能力開発協会(JAVADA) ロジスティクス検定問題作成委員、(財)社会生産性本部 ビジネスキャリア検定問題作成委員。 「短期間業績アップ請負人」

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