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プロの視点

輸送改革の概要

08/09/16>>有限会社SANTA物流コンサルティング 代表取締役社長平野 太三 氏

輸送改革は一般的には配送運賃の削減ばかりに
目がいってしまう傾向があるが、配送運賃の改善を進めるだけではいけない。

輸送改革を分類すると、


1、返品輸送改革
2、横持ち輸送改革
3、配送改革
4、調達輸送改革
             がある。

イメージ図

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1、返品輸送改革の中には、
「物流の誤出荷による返品」「品質不良による返品」「商習慣による返品」がある。

返品理由別に毎月の返品運賃を推移表にまとめ、対策をたてて削減を行っていくことになる。
また、商習慣による返品の例として、催事がある。

一般的に催事は、持ち込む量が過剰になりがちである。
つまり、売り場を確保した上は、少しでも売上を増加させようとするため、
売り場での欠品は悪という考えになる。


ただ、催事の統計データを取ることにより、売れる量の予測が回を重ねることにより見えてくる。
催事返品の場合は、一旦、催事売り場に商品を出してしまうと、「汚れ・損傷」の発生を確認するため、
「物流センターでの莫大な返品入荷検品~再生の人件費」がかかる。

輸送費だけでなく、人件費も加算して催事の運営を考えるべきである。

例えば、催事売上の実績から輸送費、人件費(催事出荷~検品~再生~棚入れ)を差し引いた
金額を実績とすれば、無駄を改善しようとするきっかけになるかもしれない。

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次に、2、横持ち輸送改革の中には、
「センター間移動による横持ち」「備蓄倉庫との移動による横持ち」がある。

物流センターや倉庫が国内に複数ある場合、
センターの在庫バランスを見直すことで、横持ち運賃を低減することができる。

私の感覚では、20~30%は無駄な横持ちが発生していると考える。  

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3、配送改革の中には、
「貸切便(月間契約、スポット契約)」「物流ルール(指定便、当日出荷締め時間)」「運送会社の選定」
「他管轄配送(大阪センター管轄のお客様に、大阪センターに在庫が無いために東京センターから配送すること)」
「共同配送」等の視点での見直しが必要である。

今回は、文面に限りがあるため、詳細説明は割愛させて頂きたい。

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最後に、4、調達輸送改革は、
仕入先からの納入時に発生する仕入先の運賃を、
配送効率を良くすることにより仕入金額を削減する手法である。

自動車産業、電子機器産業では普及率が高く、別名ミルクラン方式とも言う。


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この様に輸送改革も範囲が広いため、以前解説をさせて頂いた在庫改革、
作業改革同様に、範囲を限定せずに、輸送の現状把握から始め、
何がよくて何が検討する余地があるかを考えていく手順を推奨する。




有限会社SANTA物流コンサルティング 代表取締役社長 平野 太三 氏
平野 太三 氏

昭和38年兵庫県芦屋市にて出生。昭和61年甲南大学卒業。平成15年に(有)SANTA物流コンサルティングを設立。主な仕事は、物流コンサルティング、執筆、講演、研修。主な書籍「3ヶ月で効果が見え始める物流改善【現状把握編】(プロスパー企画¥1,890)」。物流技術管理士、日本物流学界正会員、物流技術管理士会理事。中小企業大学校講師、ロジスティクスアライアンス研究委員の実績もある。Dr.SANTAの愛称で知られている。

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