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プロの視点

物流センターはレイアウトが命

作業効率化を考える際、まず考えられるのが物流センター内のレイアウトだと思います。

いわゆる運搬のムダと動作のムダを省いていくために、
レイアウトを改善し入出荷作業の内容をブラッシュアップしていくわけです。 


レイアウトの決定方法にはいろいろな考え方があります。

保管ゾーンとピッキングゾーンを分けて配置したり、
出荷頻度データを活用したロケーションづくりであったり、
業種業態によってこれをやれば間違いなく生産性があがる!
と言い切れる方法がないのが、レイアウト改善の難しさです。 


しかしどのような現場にも、業種業態に対応していくにも基本はあります。
その基本をまず徹底することによって、自動的にレイアウトやロケーションづくりは進んでいくのです。 


その基本とは?


皆様ご存知の5Sの内の2S、整理・整頓の徹底です。 

今回はその整頓活動の活性化からレイアウトの考え方についてお話をしたいと思います。


整頓活動とは、定置化とも言い換えられ、置き場所と置き方と表示方法を決定することといえます。
まさにこれはレイアウト設計の考え方と同様です。

その置き場所と置き方と表示方法を考える際に、考慮していただきたいことがあります。
それは目線・力線・動線(導線)の3つの線です。

運送業務の業務プロセス

目線とは見づらい表示では誰も見なくなる。
表示を行う際の考え方です、いくら良いレイアウト設計をしても、
表示がうまくなされていなければ、探すムダは排除できません。


その設計方法ですが、「目の高さで、3m離れても目に入る大きさの表示を行なう。
(いわゆるゴールデンゾーン70~160cmの高さに設定する)というのが、
船井流の定置法です。これは小売店の売り場設計の考え方とまったく同じです。

もっとも目にとまる位置に設計する、これが基本です。


次は力線です。
立体的に配置する際は重いものは低い位置に、繰り返しの多い軽いものは
立った姿勢で取り出しやすい高さに設定するというのがルールです。

こちらはストライクゾーンといって、ゴールデンゾーンから20cm程度下にずらした位置が良いでしょう。


さらに次は動線(導線)です。
目的は歩くムダを最小限にすることにあるため、頻度の高いものは入り口近くに集中して配置する。

ABC分析、出荷頻度分析を活用した考え方です。
よく出るものが入り口付近というルールが一概に正しいとは言い切れませんが、
運搬のムダを排除するという観点からみるとより適正であると言えるでしょう。


この考え方は漏れなく頭に入れて行う、一つでも欠けてしまうとレイアウトは成り立たないのです。

まずはこの3つの観点をもって現場を見てみましょう。

株式会社船井総合研究所 戦略プロジェクト本部 ロジスティクスグループ 廣田 幹浩 氏
廣田 幹浩 氏

国内大手物流・ロジスティクス系企業を経て船井総合研究所に入社。物流系システム導入支援や、物流センターの具体的カイゼンを得意とする。物流戦略の立案から戦術・戦闘レベルまでこなす物流「超」現場主義者。 物流技術管理士。(財)中央職業能力開発協会(JAVADA) ロジスティクス検定問題作成委員、(財)社会生産性本部 ビジネスキャリア検定問題作成委員。 「短期間業績アップ請負人」

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