物流会社の生き残り(1) 3PLとの提携
◆ 物流品質の向上に力点に置き、提案力は3PL会社に任せる ◆
物流会社の生き残りの方法として、IT化、マーケティング、提案力向上を先で上げたが、
もう1つの方法があります。
それは自社の物流品質を他が真似できないくらい高めることです。
例えば、茨城県内での地域配送で、1番品質が高くて1番ローコストの会社があれば、
あらゆる会社が使いたいと思うでしょう。
会社として、IT化とマーケティング、提案力向上を同時に図ろうとすれば、
資金がかなりかかりますし、経営者の方なら直感で分かると思いますが、
社内がまとまらず、目的が達成できないでしょう。
IT化は物流品質向上とコストダウンのために必須なので、社内で行うとして、
マーケティング力向上と提案力向上を3PL会社に任せてしまえば、
企業としての経営体質と収益の向上に繋がります。
3PL会社の最大の強さはその提案力です。その提案力は、
各々の運送会社や倉庫会社を組み合わせて、荷主企業に提案します。

提案時には、「この運送会社にここをしてもらおう」ということを決めています。
そこに入っていれば、提案が採用されたときには、その運送会社に受注が入ってきます。
しかしながら、3PL会社が、その運送会社を知らなかったら、受注することはできません。
また、その運送会社が3PLの眼から見て「使うのが難しいな」と思われる会社だったら、
どうしようもありません。
だから、物流会社は自社の物流品質アップとコストダウンを進めなければなりません。
3PL会社に媚びを売れと言っているように勘違いされるかもしれませんが、
そうではありません。
荷主企業からの発注がレベルの高い総合的なサービス供給会社に集中するので、
これまで通り、良い荷主企業とつき合って担当者と友好関係を結んでいれば
安泰ということは無くなります。
その時には、物流大手企業と、中小企業を活用して提案する3PL会社に荷主企業からの
発注が集まります。
物流大手企業は自社内で物流サービスを提供する傾向が強くなるので下請けへの委託が
少なっています。
そうなると、中小物流会社を活用している3PL会社と友好関係を持つことが一番なのです。
1968年(昭和43年)10月25日生まれ。上智大学経済学部経済学科を3年で単位取得終了し、渡米。ゴールデンゲート大学MBAをマーケティング専攻にて取得。帰国後、船井総合研究所に入社。その後不動産会社を経て、光輝グループ入社。 光輝グループでは、物流コンサルティング及びアウトソーシング、を主な活動分野し、日本初のゲインシェアリング(成功報酬型アウトソーシング、東証一部企業)を達成する。 2000年2月14日株式会社イー・ロジット設立、代表取締役に就任する。















