倉庫のABC管理・・・その2
前回、倉庫のABC管理の指標は 商品当たりの「アクセス回数/在庫量」 であるというお話をしました。
今回はシングルピッキングとトータルピッキングにおけるABC管理の指標を作成するための
計算式についてご説明します。
ABC管理の指標を作る場合の計算式(シングルピッキングの場合)

※のべ出荷パレット数を足すのは、パレット切り替えタイミングの重複ピッキングをカウントするためです。
前回のA、B商品をあてはめると
A商品の値 = (5+3-1)÷10 = 0.7
B商品の値 = (30+1-1)÷5 = 6.0
ABC管理の観点から見ると、出荷量としては少ないB商品の方が高い指標となるのがよく分かると思います。
ではトータルピッキングの場合を考えてみましょう。
トータルピッキングの場合は、オーダー行数に関係なく商品単位のアクセスとなりますので、
アクセス回数は単純に「出荷パレット数」となります。
ABC管理の指標を作る場合の計算式(トータルピッキングの場合)

前回のA、B商品をあてはめると(A商品、B商品、それぞれ一度のバッチで出荷したと仮定します)
A商品の値 = 3/10 = 0.3
B商品の値 = 1/5 = 0.2
トータルピッキングの場合は出荷量の多いA商品の指標が高くなります。
実際に作業現場でレイアウトを構築する場合には、商品の保管形状や保管要件によって
置き場所を設定したり、商品をカテゴリ別に分けて横移動を減らしたり、
細かいものを一か所にまとめたりなど、様々な制約条件があると思います。
そのような場合でも、商品を商品群と置き換えて指標を設定することで、
有効なレイアウトを作ることができます。
是非、一度作業現場のABC管理を見直してみてはいかがでしょうか。
昭和47年宮城県仙台市生まれ。平成2年仙台第二高等学校卒業、平成6年東北学院大学卒業。
大手物流会社の現場やSEを経験後3PL担当営業に従事。数多くの物流センター構築に携わる。平成18年より(株)エスワイ・ロジステックスの営業・企画担当取締役として物流コンサルティング、3PL構築に従事。現在は環境配慮型物流のビジネスモデルを展開中。
趣味は料理、釣り、ゴルフ。料理の腕はプロ級。















