物流会社の生き残り(2) 管理コストを考える-その1
◆ 中堅企業/「中」企業が苦しいのは、管理コストが問題だっ! ◆
【「中」はキツイ】
物流会社の生き残りの方法として、IT化、マーケティング、提案力向上、3PL会社との提携を
上げましたが、簡単には収益改善が出来ない企業が出てきます。
「小」の運送会社(20人以下、全体社数の66.3%)は営業力が少し上がるだけで儲かる体質が出来ます。
「大」(301人以上、0.4%)も同じです。
しかし、「中」(21人以上300人以下、33.3%)は、頑張ってもなかなか簡単には儲からないのです。
なぜか?それは単純なことです。オーバーヘッドコスト(≒管理コスト)が売上に対して高いからです。

【「中」がキツイ理由】
「小」は、経理や人事などは社長自ら行います。銀行に振り込みに社長が行くのは当たり前です。
また、社長1人で全員の顔が見えるので、中間管理職というような人は必要ありません。
先輩後輩のような関係で組織が成り立ちます。
しかし、その状態から大きくなっていくと、中間管理職が必要になります。
また日報や就業規則、タイムカード、稟議書、密な会議も必要になってきます。
そうなると、総務関係を見る人、経理を見る人が必要になります。「小」だったら、各人が
「多能工」で大丈夫だったのが、「単能工」化してきます。
組織を維持するために余分な人員と余分な業務が必要になるのです。
それを管理するためのコスト、「管理コスト」と言います。
そのコストは、丁度30人を超えるような企業で大きく発生し始めます。
そのままどんどん大きくなると、人数に比例して、大きくなります。
大変苦しい形です。売上が増えても管理コストも増えるのです。
それが現状「大」の会社になると、その管理コストを吸収する仕組みを持っています。
その仕組みの大部分は、コンピュータシステムが支えています。
だから「中」が、業界が成長段階にないときに一番厳しいのです。
またこれが色んな業界で2極化を進める要因の1つです。
次回からは、「中」の生き残りについてをお届けします。
1.システム活用
2.業務特化
3.パートナーとの連携
4.教育研修
1968年(昭和43年)10月25日生まれ。上智大学経済学部経済学科を3年で単位取得終了し、渡米。ゴールデンゲート大学MBAをマーケティング専攻にて取得。帰国後、船井総合研究所に入社。その後不動産会社を経て、光輝グループ入社。 光輝グループでは、物流コンサルティング及びアウトソーシング、を主な活動分野し、日本初のゲインシェアリング(成功報酬型アウトソーシング、東証一部企業)を達成する。 2000年2月14日株式会社イー・ロジット設立、代表取締役に就任する。















