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プロの視点

在庫管理で失敗しないために(2)

09/07/21>>徳 伸一

さて次は、在庫はなぜ必要なのかということです。
いや、在庫は必要ないと思われるかもしれません。
もちろん、在庫を持たずに商品の販売をしている企業もあります。
倉庫に在庫を持っている企業でも、ある商品は在庫せず、
注文があればその都度メーカーに発注するケースもあるでしょう。

しかし、一般的には次のような理由で在庫が必要とされます。

(1)リードタイムが異なるプロセス間に発生する
 ・・・生産(仕入)リードタイムと受注・納品リードタイムの差を調整するために発生する在庫。
(2)プロセス間のロットの大きさが異なる場合に発生する
 ・・・生産(仕入)の納品数量単位と販売の納品数量単位が異なることによって発生する在庫。
(3)管理水準が低いために発生する
 ・・・在庫がいくつあるのかわからないような状態によって発生する在庫。
(4)組織の部分最適によって発生する
 ・・・生産(仕入)は効率化やコスト削減を考えて大量生産(仕入)する。
   営業は欠品に対するクレームや売る商品がないことに対する不安を避けようとして発生する在庫。

(1)(2)は、企業活動のために必要な在庫と捉えることができます。
一方(3)(4)は、企業活動が円滑に行われていないために発生する在庫と言えるでしょう。

このように、在庫は「必要な在庫」と「不必要な在庫」に大きく分けられます。
当然「不必要な在庫」はさまざまな問題を引き起こします。
そこで、この「不必要な在庫」をできるだけ極小化するために、常時在庫を適正に保つ事、
いわゆる「在庫管理」が必要となってくるのです。

「必要な在庫」と「不必要な在庫」

ユーザックシステム株式会社 徳 伸一
徳 伸一 氏

昭和36年鹿児島県大島郡生まれ。中央大学国際経済学部卒。ユーザックシステム株式会社にて、物流システムの担当営業として従事。物流センターへの業務改善提案を得意とし、数多くのコンサルティング、システム提案・構築に携わる。業務改善コンセプトは、『出荷現場とシステムの調和』。

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