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プロの視点

不況時の物流再構築

09/10/19>>成沢 拓也 氏

昨年末からの不況も景気が底を打ったと言われますが、
物流業界の方々にお聞きすると状況は様々なようで

「食品や日雑・・・不況時もそれほど物量が落ち込まなかった」
「自動車関連・・・物量がかなり復活してきた」
「建築・資材・・・まだまだ荷動きが悪い」

といった業界別の話をよく聞きます。

突然の不況で荷主企業ではコストの見直しを図りますが、通常なら単価の交渉になるところですが、
あまりの物量の低下により単価の交渉では追いつかないことから、

坪借り→パレット・カートン・m3単位の保管契約
固定車両による配送→積み合わせ配送

といったことに踏み切るケースが増えています。(固定コストの変動費化)
実際弊社にもこのようなご相談を頂いたり、このようなご提案をしたりしています。

このような場合、荷主企業としては思い切った切り捨てが必要です。
例えば売り上げが従来の50%に落ちた場合などについては、
既存の委託方法で単価の改定を検討してもコストが追い付かない場合には、
上記のような思い切った契約の切り替えによってコストダウンを図るしかありません。
その場合、多少のサービスレベルの違いについては若干目をつぶるなどということも時として必要です。

物流事業者様は、物量が極端に減ったお客様に対しては
先手を打って変動費化のご提案をした方がいいと思います。
そのようなお取引き先からはいずれ近いうちに大幅な契約の改定や、
場合によっては突然の取引停止を言い渡される可能性も大いにあります。

坪貸し契約や、固定車両による配送を行っている荷主を持つ物流事業者様については、
複数の荷主を軸に単位契約による保管方法や単価契約による共同配送をご提案することをお勧めします。

スキーム作りにおいて自社だけで成立しない場合は、同業社と組むのも一つの方法ですが、
弊社のような3PL企業にスキーム作りを任せることもいい方法だと思います。

何もしないでいてはお客様からのコストダウンの要請を受けるだけとなってしまいます。
こんなときだからこそ、新たな事業モデルを作るチャンスだと思って前向きに取り組んでみてはいかがでしょうか。

お客様からのコストダウンの要請は、新たな事業モデル構築のチャンス!

株式会社 エスワイ・ロジステックス 取締役 成沢 拓也 氏
成沢 拓也 氏

昭和47年宮城県仙台市生まれ。平成2年仙台第二高等学校卒業、平成6年東北学院大学卒業。
大手物流会社の現場やSEを経験後3PL担当営業に従事。数多くの物流センター構築に携わる。平成18年より(株)エスワイ・ロジステックスの営業・企画担当取締役として物流コンサルティング、3PL構築に従事。現在は環境配慮型物流のビジネスモデルを展開中。
趣味は料理、釣り、ゴルフ。料理の腕はプロ級。

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