在庫管理で失敗しないために(6)
3.在庫管理を実施するための組織
前回、在庫管理をすることの意味についてお話ししました。
http://www.logistics-costdown.com/professional/2009/10/1026805.html
今回は、在庫管理を実施する組織についてお話しします。
在庫管理は「全体最適のため、全関係部門が協力し合っておこなう」と言いましたが、
具体的にどのような協力が必要なのでしょうか。
全体がコントロールされていない場合では、各部門はそれぞれの都合で次のように動きます。
営業部門:得意先に出荷して在庫を減らす
調達部門:部品・資材・商品を仕入れ、在庫を増やす
生産部門:部品・資材を使用して製品を増やす
物流部門:各部門の依頼により部品・商品等の受払を行う
この状態では、
・生産部門から売上につながらない在庫の移動が発生
・物流部門では過剰在庫・不良在庫が発生
・物流部門では無駄が見えない状態
・営業部門では採算を考えないサービスを提供
することになりかねません。
したがって、全社的に在庫管理方針を明確にし、在庫にかかわるコストなど情報を共有し、
全体最適につなげなければなりません。
これからは、ロジスティクス(市場動向に合わせて動く供給のしくみ)という考えのもと、
物流部門が中心となり、無駄を排除し利益を生む活動をおこなっていきましょう。
昭和36年鹿児島県大島郡生まれ。中央大学国際経済学部卒。ユーザックシステム株式会社にて、物流システムの担当営業として従事。物流センターへの業務改善提案を得意とし、数多くのコンサルティング、システム提案・構築に携わる。業務改善コンセプトは、『出荷現場とシステムの調和』。















