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プロの視点

中小物流企業の営業戦略・・・その2

10/03/15>>成沢 拓也 氏

中小物流企業の存在価値としてベンチマークできるのが「町医者的存在」だと思います。

以前、NHKクローズアップ現代の医療再生ファンドの特集で
「患者の多くは、世界一の医者に診てもらいたいとは思っていなくて、
自分のことを一番知っている医者に診てもらいたいと思っている」
という話を聞きました。

患者の心理として重大な病気や大けがの場合には大病院に行くでしょうが、
通常の風邪やちょっとしたけがの場合には、一番身近で親身になってくれる病院を選ぶと思います。

まさに、中小物流企業としては「身近な存在で親身になる」ことが
「町医者的存在」としての価値を生み出すコツではないかと思います。

では具体的にどのようにしたらいいのか?ということで二つほど方法をご紹介します。

1.相手をよく知る

 物流業界で営業活動をしているとどうしても物流用件ばかりを気にしがちです。
 (納品先分布、配送方法、リードタイム、配送コスト・・・)
 しかし荷主の立場からみると、もうすこし「本業」に対して理解をしてほしいと思っているとよく聞きます。
 (用途、お取引先、業界事情、最終使用先・・・)

 とにかく、物流からの側面だけではなく商売の本質(商材、お取引先、競合会社、用途、価値)を
 理解して話をすれば、相手との距離は近くなりますし、先手を打ってご提案することができます。
 「本業」に対して理解のある物流業者は荷主にとっては本当に心強い存在です。

2.顔の見える営業をする

 とにかく「顔を出す」ことです。
 ただし、忙しい時間帯や時期に時間を取らせるのでは単に迷惑となります。
 また、無駄話や長居するのは、たとえ相手が対応してくれるとしても絶対にダメです。
 十分に相手の商売を理解したうえで時間を選んでお伺いし、「昨日の出荷は大変そうでしたね」とか
 「業界でこんなことがあったらしいですね」などと、さらっと事前収拾した情報をお話して帰るくらいがいいと思います。

 そうやって時間をかけて「身近な関係」を築き上げることにぜひチャレンジしてみてください。

弊社では荷主の立場になることが多いですが、
会社の規模にかかわらず「身近で親身」に接していただける物流業者の方には、
いろいろと相談する機会が自然と多くなっています。

中小物流企業が、荷主と「身近な関係」になるには?

株式会社 エスワイ・ロジステックス 取締役 成沢 拓也 氏
成沢 拓也 氏

昭和47年宮城県仙台市生まれ。平成2年仙台第二高等学校卒業、平成6年東北学院大学卒業。
大手物流会社の現場やSEを経験後3PL担当営業に従事。数多くの物流センター構築に携わる。平成18年より(株)エスワイ・ロジステックスの営業・企画担当取締役として物流コンサルティング、3PL構築に従事。現在は環境配慮型物流のビジネスモデルを展開中。
趣味は料理、釣り、ゴルフ。料理の腕はプロ級。

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