在庫管理で失敗しないために(10)
在庫管理システムの選定と導入手順
在庫管理で失敗しないために(7)では、在庫管理を実施するためにはWMSが最適であると述べました。
わかりやすく在庫管理システムとして、その選定方法と活用について説明いたします。
1.在庫管理システムに必要な機能
(1)物流現場に必要な機能が備わっていること
販売管理システムだけで在庫管理や物流現場の業務を支援しようとして失敗することがよくあります。
入荷・ピッキング・出荷・伝票作成・ロケーション在庫など物流現場に必要な機能を確認してください。
(2)在庫を管理する指標が取れること
在庫管理で失敗しないために(4)で説明した、在庫を管理するうえで必要となる指標が取れることが必要です。
検討する内容によって、センター全体・品群別・品番別・ロット別などの視点が持てる事も必要です。
条件設定で明細データをCSVに出力できれば、あとはエクセルのマクロを使うのが
簡単で柔軟性がある方法だと言えます。
(3)拡張性のあるパッケージであること
パッケージのままで利用できる機能はわずかで、ほとんどオーダーメイドでシステム構築する場面を
見ることがあります。
業務改善をする前に、システムを現場の要望に合わせすぎるためです。
業務を標準化してから、拡張性のあるパッケージの導入をしましょう。
(4)他システムとの連携が柔軟であること
在庫管理システムは基幹システムとの連携が前提となります。
また、EDI(受発注システム)やマテハン、バーコード検品機器、伝票発行など、
さまざまなシステムとの連携が必要となりますので、柔軟に連携できることも確認しておきましょう。
(5)使いこなせるシステムであること
たとえ機能が豊富で拡張性があるといっても、自社に合ったシステムであるか、
専任者がいなくても使いこなせるシステムであるかどうも確認しておきましょう。
昭和36年鹿児島県大島郡生まれ。中央大学国際経済学部卒。ユーザックシステム株式会社にて、物流システムの担当営業として従事。物流センターへの業務改善提案を得意とし、数多くのコンサルティング、システム提案・構築に携わる。業務改善コンセプトは、『出荷現場とシステムの調和』。















