中小物流企業の営業戦略・・・その3
中小物流企業の方にお勧めの営業戦略の一つが「ローテク営業」です。
いわゆる「ハイテク」の逆の方法です。
多大な投資をすれば、高度な分析ツールやWMS・TMS・ドラレコなどのシステムによる提案や、
動画やシミュレーションツールを使った立派なプレゼンツールを作ることができます。
中小物流企業にとってはいずれもかなり難しいことですが、お金をかけずにできる営業方法はいろいろあります。
当社も実施している方法を二つご紹介します。
【営業ファイルを作る】
初めての訪問の際に、自社の社名入りのリングファイルを準備して、
会社案内・事業紹介の資料・HPのコピー・見積り・提案書などを綴じてお渡しします。
その後、二度目以降の訪問の際には、ご提示する資料はパンチで穴を開けてお渡しして、
「前回のファイルに綴ってください」と言ってお渡しします。
お客様にとっても、以前のお見積りの内容やご提案の変遷などが順を追って確認することができるので、
大変喜んでいただけます。
また、ご提案内容についてずっと綴っておくというスタンスをお伝えすることで、
内容に責任を持ってお出ししていることが伝わります。
【物流資料を頂くための準備をしておく】
お客様訪問の際には、「機密保持誓約書」と「資料受け渡し確認書」を必ず持ち歩きます。
「機密保持誓約書」は、いただいた資料を見積りのご提示以外の内容に使わないこと、
第三者に提示しないことをお約束するという内容を書きます。
「資料受け渡し確認書」には、頂いた資料の名称の記載欄を作り、
欄外にはお見積りご提示終了後は破棄もしくはお返しすることを明記します。
商談の際には必ずお客様からの物流資料のご提供が必要となります。
お客様にとっては、非常に重要な資料であるため、当然お渡しすることに慎重になります。
このようなツールを事前に準備している会社であれば安心して資料をお渡しすることができます。
いずれも大変簡単な方法なのでぜひ取り組んでみてください。

昭和47年宮城県仙台市生まれ。平成2年仙台第二高等学校卒業、平成6年東北学院大学卒業。
大手物流会社の現場やSEを経験後3PL担当営業に従事。数多くの物流センター構築に携わる。平成18年より(株)エスワイ・ロジステックスの営業・企画担当取締役として物流コンサルティング、3PL構築に従事。現在は環境配慮型物流のビジネスモデルを展開中。
趣味は料理、釣り、ゴルフ。料理の腕はプロ級。















