私が実践した現場改善手法・・2.物流の現場力を高める活動体系は何か
『私が実践した現場改善手法』
~競争優位な現場力の作り方~
第2回 : 物流の現場力を高める活動体系は何か
現場力を高める重要且つ効果的な活動内容について説明します。
私がセンター長として、現場力強化の為に最も腐心したのは、パート・アルバイト・派遣社員等、
雇用形態も違う多数の従業員のベクトルを結集して、
"お客様(荷主、お届先)のニーズや期待"に応えられるように、継続努力する集団をどう創り上げるか?でした。
『お客様からありがとうと感謝される物流センターになろう!』、
『仕事が楽しい物流センターになろう!』、
『仕事をしながら専門能力も向上できる職場を創ろう!』などを合言葉に、
全員の意識改革と実践活動をどう醸成するか?が課題でした。
その対策は、お客様に支持される『仕組み創り』とその実現のための『従業員の改善実行力』、
そしてその発火点となる『使命感』の3つのコンセプトから構成しました。
概念図(1)
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3つの改善コンセプト
<1> 勝てる仕組み創り
<2> 工夫できるイキイキ集団創り
<3> 顧客第一思想
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この考え方は、昔学んだシステム工学のマンマシン・インターフェースの考え方でした。
設備機器や情報システムが最先端でも、これを取り扱う人間のモラールが下がっていたら、
本来の性能(例えば生産性等)の半分も引き出せない場合が多々あるからです。
これら3つのキーコンセプトが混然一体となって機能すれば、
現場力があると評価される物流センターになると考えた訳です。
そしてその具体的な活動内容はどうあるべきか?を日々の現場運営での実証確認を通じて、
選定整理したのが概念図(2)『物流センター繁栄の要諦』でした。
この概念図は、前述の3つのキーコンセプトを各々、
基礎部分としての地盤と土台(<2>工夫できるイキイキ集団創り)、
柱(躯体)及び屋根部分(<1>勝てる仕組み創り)、
使命感の発露部分(<3>顧客第一思想)
に盛り込み、成るべく判り易い活動内容で整理しました。
この概念図を朝昼礼、リーダー会、方針説明会、改善発表会、掲示板等の場で、
何度も繰り返し説明して、協力を仰いできました。
計画5%、実行95%と言われる通り、やってくれなければ、絶対に成果は得られません。
非正規従業員の多い改善が難しい職場ではありますが、改善実行力のある物流センター、
常にイキイキと改善に邁進し続ける集団創り目指して、現場の第一線で試行錯誤してきました。
次回以降、私が効果大きいと特に重要視してきた基礎部分(CS・明るく楽しく・5S・棚ロケ表示)、
柱(躯体)及び屋根部分(正しい繰り返し要素作業・改善提案活動)などの活動について、
順次紹介します。
大阪府立大学工学部経営工学科卒業後、(株)リコーに入社。
社長室経営企画担当課長、英国製造会社取締役、研究開発本部本部長室長を歴任。
リコーロジスティクス(株)経営管理本部副本部長、三愛ロジスティクス取締役を経て、リコーロジスティクス(株)クオリティー(KAIZEN)アドバイザーに就任。
日本ロジスティクスシステム協会 委員&講師
経産省/国交省 グリーン物流パートナーシップ会議委員
環境省 地球環境戦略研究機関(IGES)認定 エコアクション21審査人
環境大臣認定 環境カウンセラー
中小企業庁 中小企業基盤整備機構 物流効率化アドバイザー
日本物流学会 正会員
産業能率大学&流通経済大学 非常勤講師
【著書】
ビジネスキャリア公的試験制度用 標準テキスト「ロジスティクス管理 2級」(中央職業能力開発協会)ほか















