物流費の契約方法について・・・その3
物流費の契約方法について・・・その3
売上や仕入れと物流費を連動させたい場合には、
商品の売価もしくは仕入れ値×n%といった形での物流費契約が必要となります。
しかし、前述したように商品によっては同じ大きさ、重量であっても価格が大きく異なるものがあるため、
荷主側、物流業者側双方に大きなリスクが発生します。
そのリスクを避けるための方法として、「契約を細分化する」という方法が一般的です。
良く聞く分け方が下記のような分類方法です。
1. 通常品 ・・・ 一般的な商品
2. 高額品 ・・・ 日雑なら化粧品や薬品、家電なら情報家電やカード類
3. 白物 ・・・ 日雑ならティッシュ・オムツ、家電なら洗濯機、冷蔵庫
4. キャンペーン品 ・・・ チラシやワゴンセール用の商品(売価が異なる)
上記に対し、それぞれ下記のような方法で料率の設定をします。
商品価格 ・・・ 商品の売価や仕入れ価格
想定物流コスト ・・・ 契約以前の物流コストから算定
| カテゴリ | 想定物流コスト÷商品価格 | 契約料率 |
| 1 | 0.0353 | 3.53% |
| 2 | 0.0051 | 0.51% |
| 3 | 0.1142 | 11.4% |
| 4 | 0.0582 | 5.82% |
こうしてカテゴリを細分化することにより、商品価格の差によるリスクを減らします。
しかし、このようなカテゴリ分けをした場合でも、
同一カテゴリの中でも商品の価格と大きさ・重量の比率にばらつきがあるためリスクは残ります。
また、カテゴリ分けのルールについても荷主側が主導となるケースが多く、
物流会社に不利なカテゴリ設定となってしまうケースがあります。(逆もあるでしょうが)
ここでさらにリスクを減らそうとした場合、カテゴリのさらなる細分化という方法もあります。
しかし、あまり細かく細分化をしてしまうと、本来の「カウントが容易な原単位」という目的が失われてしまいます。
そこで、もう一つご紹介する方法が「契約見直し条件の設定」です。
これについて、次回ご説明いたします。
昭和47年宮城県仙台市生まれ。平成2年仙台第二高等学校卒業、平成6年東北学院大学卒業。
大手物流会社の現場やSEを経験後3PL担当営業に従事。数多くの物流センター構築に携わる。平成18年より(株)エスワイ・ロジステックスの営業・企画担当取締役として物流コンサルティング、3PL構築に従事。現在は環境配慮型物流のビジネスモデルを展開中。
趣味は料理、釣り、ゴルフ。料理の腕はプロ級。















