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プロの視点

物流費の契約方法について・・・その3

10/07/12>>成沢 拓也 氏

物流費の契約方法について・・・その3

売上や仕入れと物流費を連動させたい場合には、
商品の売価もしくは仕入れ値×n%といった形での物流費契約が必要となります。

しかし、前述したように商品によっては同じ大きさ、重量であっても価格が大きく異なるものがあるため、
荷主側、物流業者側双方に大きなリスクが発生します。

そのリスクを避けるための方法として、「契約を細分化する」という方法が一般的です。

良く聞く分け方が下記のような分類方法です。


1. 通常品 ・・・ 一般的な商品
2. 高額品 ・・・ 日雑なら化粧品や薬品、家電なら情報家電やカード類
3. 白物   ・・・ 日雑ならティッシュ・オムツ、家電なら洗濯機、冷蔵庫
4. キャンペーン品 ・・・ チラシやワゴンセール用の商品(売価が異なる)


上記に対し、それぞれ下記のような方法で料率の設定をします。


商品価格 ・・・ 商品の売価や仕入れ価格
想定物流コスト ・・・ 契約以前の物流コストから算定

 カテゴリ  想定物流コスト÷商品価格  契約料率
1 0.0353 3.53%
2 0.0051 0.51%
3 0.1142 11.4%
4 0.0582 5.82%


こうしてカテゴリを細分化することにより、商品価格の差によるリスクを減らします。

しかし、このようなカテゴリ分けをした場合でも、
同一カテゴリの中でも商品の価格と大きさ・重量の比率にばらつきがあるためリスクは残ります。
また、カテゴリ分けのルールについても荷主側が主導となるケースが多く、
物流会社に不利なカテゴリ設定となってしまうケースがあります。(逆もあるでしょうが)

ここでさらにリスクを減らそうとした場合、カテゴリのさらなる細分化という方法もあります。
しかし、あまり細かく細分化をしてしまうと、本来の「カウントが容易な原単位」という目的が失われてしまいます。

そこで、もう一つご紹介する方法が「契約見直し条件の設定」です。

これについて、次回ご説明いたします。

株式会社 エスワイ・ロジステックス 取締役 成沢 拓也 氏
成沢 拓也 氏

昭和47年宮城県仙台市生まれ。平成2年仙台第二高等学校卒業、平成6年東北学院大学卒業。
大手物流会社の現場やSEを経験後3PL担当営業に従事。数多くの物流センター構築に携わる。平成18年より(株)エスワイ・ロジステックスの営業・企画担当取締役として物流コンサルティング、3PL構築に従事。現在は環境配慮型物流のビジネスモデルを展開中。
趣味は料理、釣り、ゴルフ。料理の腕はプロ級。

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