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プロの視点

アメリカ流通業の最新動向(4)「アメリカにおけるオンライン販売の伸び」

12/12/03>>ジェイ 広山 氏

前号、前々号では日本について触れましたが、そろそろアメリカの動向について書かないと
叱られてしまいますね(笑)。


まず、アメリカのEコマース、オンライン販売について触れたいと思います。
物流業界の方々にとってオンライン販売の急伸は大変な追い風であり、小売企業そして
消費者の足に成り代わって商品を届けるという役目を担う物流業界の皆様は今後ますます
多忙を極めることでしょう。

つい先日もウォルマートがUPS(アメリカ最大の運送会社)と提携し、10月初めから
バージニア北部とフィラデルフィア、11月初めにはサンフランシスコとサンノゼで
試験的な即日配達のサービスを始めると発表しました。
同サービスは顧客が午前中にオンライン購入すると、同日午後の配達を4時間の枠内で選択できる
というサービスです。日本の26倍という広大な土地を有するアメリカにおいては、
地域限定とはいえ、即日配達というのは驚きのサービスです。

また、世界最大のデパートメントストアチェーンで842店を展開しているメイシーズでは、
配送日数を短縮するとともに、配送コストを削減するため、物流センターのみならず
全米各地の290店のストアから顧客へ直送
という展開を始めています。
加えて、メイシーズ、ブルーミングデールズ、ノードストローム、ニーマンマーカス、
サックス・フィフスアベニューといった主要デパートやギャップ、アバクロンビー&フィッチ等々
といった大手アパレルストアチェーンは、昨夏から世界91ヶ国でのオンライン販売を始めています。

このサービスはフィフティーワンというE-コマース・サービスプロバイダーと提携して
実現したもので、価格表示及び決済も日本円をはじめほとんどの各国通貨で行えるように
なっているのです。
送料は購入額に応じて変わり、関税がかかる場合には自己負担となっている他、コーチや
ティファニー等といった日本法人のあるブランドの商品は取り扱っていないものの、
商品は多岐に渡っており、日本未着のブランドも数多く含まれています。

ほんの一例ですが、このように小売企業各社はオンライン販売に大変力を注いでおり、
各社の売上高に占めるオンライン販売の構成比も年々高まっています。


ではまずオンライン販売業界の売上動向から記したいと思います。

アメリカのオンライン販売の総売上高は2008年~2009年こそリーマンショックの影響を受け
伸びが鈍化したものの、2011年の売上高は前年比15.2%増の1,946億9,100万億ドル
(15兆5,753億円、80円換算)に達していまして、
2001年から比較すると5.6倍にもなっています。
また、2012年上半期にも前年同期比15.2%増の1,014億7,600万ドルに及んでいます。
総小売業の伸び率と比較すると伸長の度合いは明白でして、2001年から2011年の
オンライン販売の年平均伸び率は19.8%にも及んでおり、総小売業の3.1%を大きく上回っています。

続きは次号にて。




2000年及び2010年の日本の世帯収入別構成比





オフィス J.K. 代表 ジェイ 広山 氏
ジェイ 広山 氏

1958年東京生まれ。卸売会社の営業及び企画開発部門に勤務後、渡米。 リサーチ会社勤務及びフリーの視察旅行コーディネーターを経て、1987年に友人とともにオフィスJ.K.を設立し代表を務める。日本及び米国の流通業界の生成、発展、展開に関する幅広い知識と全米の商業施設開発(都市開発を含む)に関する豊富な現地調査の経験を有しており、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本小売業協会の米国流通視察コーディネーターを長年務めるなど、日米両国において多くの団体/企業のコーディネーション、コンサルティング業務、講演会を数多く手掛け、その独自の視点と分析は高い評価を得ている。

・日本百貨店協会 スペシャルアドバイザー
 (季刊発行JDSA USAリテールレポート執筆・編集、2003年~
・日本ショッピングセンター協会 SCアカデミー講師(2007年~)
・国際ショッピングセンター協会 会員
・株式会社丹青社 アドバイザー
・JRグループ 米国流通業界レポート
 (年次レポート:2002~2006年、季刊レポート:2007年10月~)

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