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プロの視点

アメリカ流通業の最新動向(17)「変わるアメリカの宅配事情」

14/1/6>>ジェイ 広山 氏

前号の続きの前に最近のアメリカの宅配事情について記します。

日本の26倍という広大な土地を有するアメリカにおいては
日本のような敏速できめ細やかな宅配サービスは望むべくもないと考えていましたが、
近年その様相は様変わりしつつあり、デパートメントストアやアパレルストアを含む大手小売企業が
配送費はもとより返品送料も無料とするサービスが一般化しつつあると同時に、
大都市部での即日配達や休日配達の実験も広がりつつあります。


アメリカでの休日配達、即日配達

アマゾンは2007年から本拠地であるワシントン州シアトルで実施している農産物、加工食品、
日配品の宅配サービスの「アマゾンフレッシュ」をロサンゼルスでも始めました。
また、同社ではUSPS(米国郵便公社)と提携し、シアトルとロサンゼルス地区で
追加料金なしで日曜日の宅配も実施すると発表しました。

昨年7月にサンフランシスコで創業したスーパーマーケットの買物代行&当日宅配サービスの
インスタカート社(Instacart)
はシカゴでもサービスを始めました。
インスタカートの利用客はスマートフォンアプリをダウンロードし、
4店のスーパーマーケット(セーフウェイ、トレーダージョーズ、ホールフーズ、コストコ)のうち
一店を選び食料品を注文します。
スマートフォンで連絡を受けたスタッフ(パーソナル・ショッパー)がそれぞれの店で購入し、
自家用車を使って注文から最短で1時間以内に届けるサービスです。
料金は注文から2時間以内の配達で3.99ドル(注文額35ドル以上)、
1時間以内では14.99ドル(同)となっています。
尚、個々の注文に利用料金がかからないインスタカート・エクスプレス(Instacart Express)の
年間サービス料は99ドル(1回当たり35ドル以上)となっています。


インスタカート社 webサイト


グーグルもここにきて積極的になっています。
サンフランシスコ及びサンノゼ地区で試験的に実施している
グーグル・ショッピング・エクスプレスへの参加企業が急増していまして、
スーパーマーケットのホールフードマーケットとノブヒルフード、ディスカウントストアのターゲット、
オフィスサプライスーパーストアのステープルズとオフィスデポ、ドラッグストアのウォルグリーン、
玩具のトイザラス、スポーツ/アウトドア用品のパロアルト・スポーツショップとREI、
ヤングアパレルのアメリカンイーグル、コスメティック/トイレタリーのロクシタンの11社に加え、
今回ホールセールクラブのコストコも加わると発表しました。
食料品に限らず、ほぼフルラインの商品構成となっている同サービスの配送費は返品も含め無料となっており、
初回の注文は10ドル引きの特典を提供しています。


グーグルショッピングエクスプレス

以下次号に続く





オフィス J.K. 代表 ジェイ 広山 氏
ジェイ 広山 氏

1958年東京生まれ。卸売会社の営業及び企画開発部門に勤務後、渡米。 リサーチ会社勤務及びフリーの視察旅行コーディネーターを経て、1987年に友人とともにオフィスJ.K.を設立し代表を務める。日本及び米国の流通業界の生成、発展、展開に関する幅広い知識と全米の商業施設開発(都市開発を含む)に関する豊富な現地調査の経験を有しており、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本小売業協会の米国流通視察コーディネーターを長年務めるなど、日米両国において多くの団体/企業のコーディネーション、コンサルティング業務、講演会を数多く手掛け、その独自の視点と分析は高い評価を得ている。

・日本百貨店協会 スペシャルアドバイザー
 (季刊発行JDSA USAリテールレポート執筆・編集、2003年~
・日本ショッピングセンター協会 SCアカデミー講師(2007年~)
・国際ショッピングセンター協会 会員
・株式会社丹青社 アドバイザー
・JRグループ 米国流通業界レポート
 (年次レポート:2002~2006年、季刊レポート:2007年10月~)

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