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プロの視点

人手に頼った荷役を減らす二つのアプローチ

14/7/28>>芝田 稔子 氏

物流業界では人手不足が深刻です。
ドライバーだけでなく、倉庫内の作業スタッフも同様です。
条件のよい職場への労働力流出もあり、若年層の離職率は高く、現場は高齢化しています。
高齢者や女性も働ける、魅力ある職場にしていくことが、労働力確保のポイントになるのではないでしょうか。

以前“3K”と呼ばれていたものの、物流現場は“キタナイ”からは、かなり脱却しているはずです。
キタナイ現場、キタナイ車両では、荷主に嫌われるからです。
“キケン”についても、コンプライアンスへの対応等から、常識的に必要な対策はとられているはずです。

最も後手に回っていると思われるのが、キツイに関わる改善です。
“肉体労働は当たり前”と考えていると、体力のある人しか働けません。

人手に頼った荷役をなるべく減らすことを考えてはどうでしょうか。
二つのアプローチが考えられます。

まず、「一貫パレチゼーション」
これは、貨物の発地から着地まで、同一のパレットに積んだまま保管、輸送を行うことです。
100個もの段ボールであろうとも、1枚のパレットに載ってさえいれば、
フォークリフトで簡単に迅速な作業が可能です。

小売店に向かう物流までは難しいとしても、
“メーカー~問屋の間は必ずパレット”は目指せるレベルではないでしょうか。

一貫パレチゼーションされていない場合、
物流センターの入荷や出荷のタイミングで、パレットの載せ替えが発生します。
100個の段ボールをセンター内専用パレットに載せ替えるといった作業です。
トラックの積載率を上げるため、パレットを外すこともあります。
段ボールを一つ一つ人手でトラックの床に積み、配達先でもバラバラに下ろします。
作業者の負担が大きいことはもちろん、作業効率も悪く、誰も得しません。

もうひとつ、「荷役作業自体を楽にする」というアプローチもあります。
作業者が着用することで、例えば50kgの荷物でも楽々持ち上げられるようにサポートしてくれる
“着るロボット”の開発が進んでいます。
女性や高齢者でも、荷役作業に携われるようになります。
もちろん、若年男性にとっても作業が楽になるのは歓迎されることに違いありません。


人手に頼った荷役を減らす二つのアプローチ






芝田 稔子 氏

株式会社 湯浅コンサルティング コンサルタント 芝田 稔子 氏
平成4年 早稲田大学人間科学部卒業。日通総合研究所に入社後、調査研究業務や物流ABC導入支援、管理技法の開発等に従事。平成16年に日通総合研究所を退職し現在に至る。著書に「ムダをなくして利益を生み出す在庫管理(かんき出版)」、「図解でわかる物流とロジスティクス(アニモ出版 共著)」など多数。日本ロジスティクスシステム協会講師(物流管理士講座、現場改善士講座、国際物流管理士講座)。日本物流学会正会員。

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