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アメリカ流通業の最新動向(40)年末商戦がスタート

15/12/7>>ジェイ 広山 氏

今年も年間を通じて最大の売上日となるブラックフライデー(※感謝祭翌日の金曜日、今年は11月27日)、
そしてサイバーマンデー(11月30日)を迎え、年末商戦がスタートしました。

全米小売業協会(NRF)では今年の年末商戦(11月と12月)の売上高は
前年比3.7%増の6,305億ドルになるとの予測を発表しました。
NRFでは一部の経済指標は改善しているものの、雇用の伸びが鈍化している他、
デフレ基調及び、消費支出がバケーションや外食などサービス業に向かっていることから
昨年(4.1%増)ほどの伸びは期待できないと見ています。
但し、過去10年間の平均となる2.7%増を大きく上回ります
また、オンライン部門を担当しているショップ・オーグ(Shop Org)では、
オンライン売上高は6.0~8.0%増の伸びを見込み、最大1,050億ドルに達すると予測しています。
また、国際ショッピングセンター協会(ICSC)が公表した
ショッピングセンターの年末商戦の売上高は前年比3.3%増と見込んでいまして、
過去10年間の平均である1.8%増を上回るとみています。
カテゴリー別では家具・家庭用品店が4.9%増、アパレル・アクセサリーストアが3.3%増、
ヘルス・パーソナルケアストアが3.3%増と見込まれるが、家電店は1.1%増に留まると見ています。

年末商戦の売上高推移と予測

ところで、中国最大のオンラインサイトであるアリババグループが、
11月11日のシングルデーセールの1日の売上高が912億元(約1兆7,620億円)を達成しました。

中国語で光棍節(グァングンジェ)と呼ばれる11月11日は「シングルズデー(独身者の日)」とされ、
パートナーのいない人々が自分にギフトを贈るために散財する日で、
もともとは1990年代に大学生らの間で始まったとされています。
2009年にアリババグループがオンラインモールの大幅値引きの日として利用し始め、
今や世界最大のオンライン・ショッピングデーとなっていまして、
前年比では60%増と大幅に記録を更新しました。

同社ではこのショッピングデーを世界的に広げようとしていまして
今年はメイシーズ、コストコ、カルバン・クライン、ギャップ、アメリカンイーグルなど
数々の海外のブランドにも参加を促し、最終的にアジアはもとより欧米25ヶ国5千ブランドを含む
4万社以上が同社のシングルズデーセールに参加し、217ヶ国・地域から購入できるようになりました。
また、売上の68%が携帯端末からの受注だったとしています。 

因みに、先に記したアメリカ最大のオンライン・ショッピングデーと言える
サイバーマンデーの1日の売上高(2014年)は26億5,000万ドル(約3,200億円)と推計されますので、
アリババグループは1社でこの5.5倍を達成したことになります。

シングルデーのコマーシャル
シングルデーのコマーシャル
https://youtu.be/iinIazqvx7E



オフィス J.K. 代表 ジェイ 広山 氏
ジェイ 広山 氏

1958年東京生まれ。卸売会社の営業及び企画開発部門に勤務後、渡米。 リサーチ会社勤務及びフリーの視察旅行コーディネーターを経て、1987年に友人とともにオフィスJ.K.を設立し代表を務める。日本及び米国の流通業界の生成、発展、展開に関する幅広い知識と全米の商業施設開発(都市開発を含む)に関する豊富な現地調査の経験を有しており、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本小売業協会の米国流通視察コーディネーターを長年務めるなど、
日米両国において多くの団体/企業のコーディネーション、コンサルティング業務、
講演会を数多く手掛け、その独自の視点と分析は高い評価を得ている。

・日本百貨店協会 スペシャルアドバイザー
 (季刊発行JDSA USAリテールレポート執筆・編集、2003年~
・日本ショッピングセンター協会 SCアカデミー講師(2007年~)
・国際ショッピングセンター協会 会員
・株式会社丹青社 アドバイザー
・JRグループ 米国流通業界レポート
 (年次レポート:2002~2006年、季刊レポート:2007年10月~)

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