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プロの視点

アメリカ流通業の最新動向(42)広がる店頭受け取りサービス

16/2/1>>ジェイ 広山 氏

オンライン販売が急伸を続ける中、大手チェーンストアの4分の1は
既にオンライン注文・ストア受け取りサービスを実施している他、
有料ながらも買物代行・当日宅配サービスを行っているインスタカートやシプツも急成長しています。
こうした中で、オンラインで注文し店頭で車を降りずに
商品を受け取れるサービス「カーブサイド・ピックアップ(Curbside Pickup)」が広がりつつあります。

日本ではコンビニでの受け取りが普及しつつありますが、
アメリカでこのカービサイド・ピックアップサービスを新たなビジネスとして展開しているのが
サンフランシスコを拠点とするカーブサイドという企業です。

同社のアプリをダウンロードし、最寄りの提携しているストアを選択し
商品を注文すると1時間以内に商品が用意されて準備ができた旨の通知が届き、
利用者はストアの前で車から降りずに商品を受け取れるサービスです。
決済はアプリで済ませることができますので、名前を告げるだけでカーブサイドのスタッフが
トランクや後部座席に注文した商品を載せてくれます。
また、返品の受付も行なっており、スタッフにレシートと商品を渡すだけで
店内のカスタマーサービスに行くことなく返品対応をしてくれます。
サービスは無料で、スタッフへのチップも必要ありません。
同サービスはサンフランシスコ周辺のターゲット、ベストバイ、クレイト&バレル、ホーム·デポ、
トイザらス、ウェストフィールド・オークリッジSCで既に実施されている他、
ニューヨーク近郊のターゲットでも導入しており、ターゲットでは対象店舗を121店に拡大しました。
同社CEOのジャロン・ウォルドマン氏は
「配達サービスよりも速く、より便利になるカーブサイドは忙しい買い物客にとって完全な解決法となる」
と自信をのぞかせています。

ウォルマートも「ピックアップ・グローサリー(Walmart Pickup Grocery)」と称する
カーブサイド・ピックアップサービスを南部や中西部の10州19都市の
スーパーセンターやネイバーフットマーケットで始めています。
利用者はパソコンやスマートフォンからピックアップ・グローサリーサイトにアクセスしてアカウント開設し、
商品を選び、注文確定から4時間後(一部店舗では最短2時間)の受け取り時間を指定します。
用意ができると連絡が入り、ストアの受け取り専用スペースから連絡を入れると商品が運ばれてくるサービスで、
サービスは無料ですが、30ドル以上の買い物をする必要があります。

ICT技術と人的サービスを融合したこの新たなサービスは
時間に追われる多忙な消費者に一層の利便性を提供していると言え、
今後広がることが予想されます。

https://youtu.be/I3lIXT6S5p4 https://youtu.be/hkcmhLK0yco


オフィス J.K. 代表 ジェイ 広山 氏
ジェイ 広山 氏

1958年東京生まれ。卸売会社の営業及び企画開発部門に勤務後、渡米。 リサーチ会社勤務及びフリーの視察旅行コーディネーターを経て、1987年に友人とともにオフィスJ.K.を設立し代表を務める。日本及び米国の流通業界の生成、発展、展開に関する幅広い知識と全米の商業施設開発(都市開発を含む)に関する豊富な現地調査の経験を有しており、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本小売業協会の米国流通視察コーディネーターを長年務めるなど、
日米両国において多くの団体/企業のコーディネーション、コンサルティング業務、
講演会を数多く手掛け、その独自の視点と分析は高い評価を得ている。

・日本百貨店協会 スペシャルアドバイザー
 (季刊発行JDSA USAリテールレポート執筆・編集、2003年~
・日本ショッピングセンター協会 SCアカデミー講師(2007年~)
・国際ショッピングセンター協会 会員
・株式会社丹青社 アドバイザー
・JRグループ 米国流通業界レポート
 (年次レポート:2002~2006年、季刊レポート:2007年10月~)

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