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プロの視点

アメリカ流通業の最新動向(45)2016年の米国小売業界のホットなトレンド

16/5/9>>ジェイ 広山 氏

ワシントンポスト紙が今年の米国小売業界のホットなトレンドを専門家からの意見を集め予測しました。

1. モバイル・ペイメントの普及
クレジットカードの情報漏洩問題によってICチップ付きのクレジットカードが普及し始めている。しかし、このカード処理は、以前のスワイプに比べて数秒余分にかかるため嫌う消費者も多い。
このことがモバイル・ペイメント普及のきっかけの一つになると予測されており、
ウォルマートやターゲットによるモバイル・ペイメント導入もそれに拍車をかける可能性がある。
多くの小売企業が支持し導入間近のMCX(Merchant Customer Exchange)普及のきっかけなるとも予想される。

2. シラチャーソースのブレイク
タイのシラチャーソースがブレイクしており、
ハインツはシラチャーフレーバーのケチャップを売出し、
タコベルやピザハットではシラチャーソースを使ったメニューを加えている。
今年はレストランなどのメニューに多く取り入れられると予想される。

3. ニッチブランドが成長
ミレニアル世代はアバクロンビー&フィッチやコーチといった著名ブランドを嫌い、
ユニークなニッチブランドを好む傾向にある。
今年は年商で5,000万ドル以下の小売業やニッチブランドが成長すると予測される。

4. 食料品店、コンビニエンスストア、飲食店の新たな販売戦略
ミレニアルの年長世代を中心に高価な外食を避ける傾向が見られる。
一方、マクドナルドなども健康志向によって避けられており、
需要と供給に食い違いが出ている。
食料品店やコンビニエンスストアは、このニッチにフォーカスした
新しい商品やサービスを提供しようとしている。
ハイパー・パーソナライズされたミールやスナックなどがそれで、
グルテンフリー、ビーガン、DNA ベース・ダイエットなどが対象となる。
既にこういった顧客を対象に、シークレットメニューを提供するレストランや
常連客だけの秘密の入口を持つレストランが現れている。

5. ダイナミックプライシングが普及
大手小売各社はこれまでオンラインの改善に多くの投資を行ってきたが、
今後は最新技術を実店舗に役立てる小売企業が増える。
例えば、リアルタイムのプライシングで、需要や在庫状況に応じて
瞬時に売価を調整するダイナミックプライシングである。
既にオンライン販売では当たり前になっているが、実店舗での応用は難しかった。
今後は生鮮食品の販売などで最初に取り入れると考えられ、
販売期限の残り日数に応じた売価などが登場すると予想される。



オフィス J.K. 代表 ジェイ 広山 氏
ジェイ 広山 氏

1958年東京生まれ。卸売会社の営業及び企画開発部門に勤務後、渡米。 リサーチ会社勤務及びフリーの視察旅行コーディネーターを経て、1987年に友人とともにオフィスJ.K.を設立し代表を務める。日本及び米国の流通業界の生成、発展、展開に関する幅広い知識と全米の商業施設開発(都市開発を含む)に関する豊富な現地調査の経験を有しており、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本小売業協会の米国流通視察コーディネーターを長年務めるなど、
日米両国において多くの団体/企業のコーディネーション、コンサルティング業務、
講演会を数多く手掛け、その独自の視点と分析は高い評価を得ている。

・日本百貨店協会 スペシャルアドバイザー
 (季刊発行JDSA USAリテールレポート執筆・編集、2003年~
・日本ショッピングセンター協会 SCアカデミー講師(2007年~)
・国際ショッピングセンター協会 会員
・株式会社丹青社 アドバイザー
・JRグループ 米国流通業界レポート
 (年次レポート:2002~2006年、季刊レポート:2007年10月~)

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