物流コストを削減したい企業様のためのお役立ちサイト 物流コスト削減.COM

  • HOME
  • 初めてご利用の方へ
  • メールレター配信申込
  • 記事投稿
  • サイトマップ
サイト内検索

お問い合わせフォームはコチラ

プロの視点

アメリカ流通業の最新動向(46)トラック輸送業界・無店舗販売売上速報(2015年)

16/6/6>>ジェイ 広山 氏

■2015年のトラック輸送業界売上高

前々号で2015年の米国小売業の売上概況を記しましたが、
トラック輸送業界及び倉庫業界の売上速報が出ましたので以下に記します。
尚、過去のデータが改訂されましたのでご留意ください。

商務省が発表した2015年の小売業総売上高前年比1.4%増4兆6,993億2,700万ドル(確定値)と、
4年連続で前年の伸びを下回った旨を記しましたが、
小売業界と密接にリンクしているトラック輸送業界も2015年は厳しい1年となりました。

トラック輸送業界の総売上高は2014年の7.1%増から一転して
前年比1.2%減の2,597億1,300万ドル(28兆5,684億円、$1=\110換算)と、
リーマンショックの影響が色濃かった2009年以来7年振りにマイナス成長に陥りました。
このうち、長距離輸送(Long-distance)は0.8%増の1,440億1,300ドル(15兆8,414億円)
辛うじてプラス成長を堅持し構成比は55.5%となったものの、
短距離輸送(Local)は1.5%減の254億8,000万ドル(2兆8,028億円)で構成比は9.8%
特定輸送(Specialized)も4.3%減の902億2,000万ドル(9兆9,242億円)構成比は34.7%となりました。

一方、倉庫業界の売上高前年比4.6%増の318億500万ドル(3兆4,986億円)と好調で、
前年の伸びを1.6ポイント上回りました

トラック輸送業界の総売上高及び増減率推移(出所:商務省 ※2015年の売上高及び前年比増減率は速報値。)

倉庫業界の総売上高及び伸び率推移(出所:商務省 ※2015年売上高及び前年比増減率は速報値。)


■2015年の無店舗販売(オンライン/カタログ販売)売上高

商務省が発表した2015年の無店舗販売総売上高(速報値)は
前年比11.3%増4,169億7,200万ドル(45兆8,669億円)となりました。

このうち、オンライン販売の売上高82.0%を占める3,417億2,900万ドル(37兆5,902億円)に及び、
前年比では14.6%増と6年連続の二桁増で、伸び率も2014年を0.2ポイント上回りました。
一方、カタログ販売1.4%減の752億4,300万ドル(8兆2,767億円)で、
下げ幅は縮小したものの3年連続のマイナス成長となりました。
尚、公式統計が公表されるようになった2001年以降のオンライン販売の
年平均伸び率は18.5%増に及んでいる一方、カタログ販売は0.8%減となります。

また、小売業総売上高に占める無店舗販売の構成比は8.9%に及んでおり、
オンライン販売の構成比は7.3%になります。
加えて、オンラインでは購入し難いと考えられる自動車、
自動車関連用品及びガソリンを除く売上高の構成比を算出すると、
無店舗販売で13.2%オンライン販売で10.8%に達しています。

無店舗販売(オンライン/カタログ販売)の総売上高及び増減率推移(出所:商務省、Office J.K.)



オフィス J.K. 代表 ジェイ 広山 氏
ジェイ 広山 氏

1958年東京生まれ。卸売会社の営業及び企画開発部門に勤務後、渡米。 リサーチ会社勤務及びフリーの視察旅行コーディネーターを経て、1987年に友人とともにオフィスJ.K.を設立し代表を務める。日本及び米国の流通業界の生成、発展、展開に関する幅広い知識と全米の商業施設開発(都市開発を含む)に関する豊富な現地調査の経験を有しており、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本小売業協会の米国流通視察コーディネーターを長年務めるなど、
日米両国において多くの団体/企業のコーディネーション、コンサルティング業務、
講演会を数多く手掛け、その独自の視点と分析は高い評価を得ている。

・日本百貨店協会 スペシャルアドバイザー
 (季刊発行JDSA USAリテールレポート執筆・編集、2003年~
・日本ショッピングセンター協会 SCアカデミー講師(2007年~)
・国際ショッピングセンター協会 会員
・株式会社丹青社 アドバイザー
・JRグループ 米国流通業界レポート
 (年次レポート:2002~2006年、季刊レポート:2007年10月~)

ページトップへ
image