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プロの視点

若い担当者が語る物流課題 その3

16/10/24>>芝田 稔子 氏

湯浅コンサルティング コンサル 内田明美子が代打で執筆しています。
よろしくお願いします。

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「真の労働力不足対策は、ロジスティクスをきちんとやることだと思います」 これは筆者にとって、「わが意を得たり!」と感じられる言葉でした。

この講座ではロジスティクスを「供給活動を市場と同期化させるマネジメント」と定義し、「ロジスティクス」と供給活動の一部を構成する「物流」とは、別のものとしてきっちり区分するようにと教えられます。
彼女(このレポートの書き手は、食品メーカー物流部所属の)も言葉を使い分けたうえで、ロジスティクス・マネジメントをきちんとやること、すなわち無駄な物流をやらないことが、労働力を生かして使うための本来的な対応策だととらえているわけです。

市場の需要に合わない物流活動は、その活動自体が無駄であるうえに、さらに無駄な物流を発生させます。
売れない商品を物流センターに運び込んで保管していると、必要な在庫を置くスペースが不足してしまい、別の倉庫に置かなければならない、そうすると別の倉庫への横持ち輸送が発生し、入出庫作業も二重になって荷合わせ作業が発生する、管理も煩雑になる、という具合です。

貴重なトラックドライバーを横持ち輸送などに使ってはならない、在庫管理を正しく行って余分な在庫を減らし、横持をなくすべきである。これは「ロジスティクスをきちんとやる」ということに他なりません。
在庫管理だけでなく、物流センターの運用においても、「活動を同期化させる」というロジスティクスの考え方は重要です。

例えば最近、トラックの長時間待機の問題が関心を集めていますが、待機をなくそうとする場合にも、カギを握るのは同期化、すなわちトラックの到着・接車と倉庫内の出荷積み込み作業を連動させるマネジメントです。
トラックの到着時刻をあらかじめ計画し、これに間に合うようにさかのぼってピッキングや梱包検品、荷揃え作業を行う。
出荷バースのスペースはどの倉庫でも限られていますから、貴重なスペースをどの時間にどの便のために使って積み込みをするのか、あらかじめ計画しておく。
この計画は、時間帯を固定的に決めただけではうまくいきません。

その日の需要に応じて荷物の量と便数が決まり、出荷荷揃えに必要な作業時間が決まり、バースを使う時間の長さも決まるからです。
需要に合わせてすべての作業を同期化させること、これは物流センターオペレーションのロジスティクスです。

貴重な労働力を待たせたり遊ばせたりしないために、物流センターでも今、同期化のマネジメントが求められているわけです。



芝田 稔子 氏

株式会社 湯浅コンサルティング コンサルタント 芝田 稔子 氏
平成4年 早稲田大学人間科学部卒業。日通総合研究所に入社後、調査研究業務や物流ABC導入支援、管理技法の開発等に従事。平成16年に日通総合研究所を退職し現在に至る。著書に「ムダをなくして利益を生み出す在庫管理(かんき出版)」、「図解でわかる物流とロジスティクス(アニモ出版 共著)」など多数。日本ロジスティクスシステム協会講師(物流管理士講座、現場改善士講座、国際物流管理士講座)。日本物流学会正会員。

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