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プロの視点

「物流機器(マテハン)やITやロボットと人の作業の融合を考える?」  ~もう、昔のようにパレット単位で物が売れる時代ではない!!~

16/10/31>>角井亮一 氏 監修

この数年、老朽化したマテハン機器をメンテナンスして使用し続けようか?
それとも廃棄して新しいマテハンやロボット倉庫を入れようか?
それとも、物流そのものをアウトソーシングして、自社は商品の企画や営業に力をいれて行こうか?

など2000年以降に導入されたマテハン機器と自社の物流のあり方のリストラクチャリング(再構築)に苦慮している物流センターがとても多く、仕事柄どうしたらよいか相談を受けることが増えてきている。

とはいえ、まだまだ人間系で回している物流センターもたくさんありまして、悩ましいところです。

でも、どうしてこんな相談が増えているのでしょうか?

答えは明快です!もう、パレット単位で物が売れる時代ではなくなっているからなのです。
大きい単位で物が動かないのです。流通そのものが大変革を迎えているのが"今"なのです!

大量生産、大量消費の時代ではなく、少量生産いや、微量生産で売り切りの時代になってしまったのです。

僕ら団塊ジュニアの第二次ベビーブーム世代の消費が終焉を迎えたのです。

自前で倉庫の土地を取得して、物流センターを立てて、売上をたくさんあげている頃に勢いに任せて、自社物流センターを立ててしまった物流企業は、今、本当に岐路に立たされていますよね。

マテハンメーカーからは、5年、10年、15年、20年とそのスパンごとに改修や機器の更新など結構な金額の請求があり、その都度、現場の管理者は、リース期限が切れたら次どうしようって考えさせられますよね。

当たり前のことなんですが、今の時代、物流センターは、日々劣化していく中で、建物・施設の維持を再優先しなくてはなりません。それ(物流センター)が最大の商品だからです。

機械が止まって、1日出荷できなければ、お客様はどっか他の企業に移ってしまい、二度と戻ってきません。

伝統や古き良き時代の名残だけではなく、最新のテクノロジーも取り入れて自社の物流を進化させていかなくてはならない・・・

どうしよう・・・悩む、悩む、悩む

じゃーイー・ロジットさん、コンサルタントの考えではどうしたらいいんですか?って聞かれたらすぐに答えます。

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結論から言えば、『これが正解ですよというものはないですよ!』というのが私の答えです。何だ、つまんねーな、当たり前じゃねーか。って言われそうですが、すみません、でもこれが答えなのです・・・

『物流センターは、地域とともに育つ』というのがこの10年間ほどの私の物流コンサルティングで改善を進めていく時の"ぶれない基軸"になるのですが、どんなに高価なマテハン機器もITもロボットも何のために使い続けるのか?それは、現場で一生懸命に働くパートさんやアルバイトさんなど、その地域の現場の仲間のためになっているのか?ということだけなのです。

主役の働く人とどうやって、融合させて行くのか?が一番大事だと考えると、そう、答えを導き出すのは一筋縄ではいかないのです。

地方の物流センターでは、多くの従業員を物流センターで抱えているので、はい、世の中の物流のスピードが上がってきて、即日で配送する時代になったから、今の物流センターを捨てて関東に行こうというわけには行かないでしょう。

そこでしか働いたことのない人がたくさんいますから、急に仕事を変えられないですよね。シリアの難民みたいになってしまいます。

でも、このままでは、売上も上がらず、会社としてジリ貧になるなら、 一番消費の多い関東に出よう!いや、これからの生産年齢人口の多い、中国、タイ、ベトナム、バングラデシュ、ミャンマー、ラオス、インドなどなどアジアに打って出ようなどいろんな考えも出てきますね。でも海外は現実的ではない・・・

経営者がどう判断するか?だけなのですが、今、2代目、3代目の経営者になっていて、物流が嫌いな経営者も多く、決断が後手後手になっている企業も多く見受けられます。

物流センターや付随する施設は完成された瞬間から劣化が始まります。でも、売れている時には、物量が減ってきた時に、マテハン機器を将来どうするかを考えてはいないのですよね。KKD(経験・勘・度胸)でえいって、買ってしまってるのではないでしょうか?

物流の世界では「経験」が物を言います。さらに、「経験」だけではなく、新しいことを吸収する「勉強」が本当に欠かせないのです。

この失われた20年の間に守りに入って外に出て勉強することを怠ってきた物流センターの経営者や幹部が多かったのも確かではないでしょうか・・・

すみません、厳しいことを生意気に言いまして。

でも、私も失敗ばかりの転職人生で学んだのですが、人も企業も変わろうと思った時から変えていけると私はいつも思っています。

高価なマテハンを捨てる覚悟を決める!
地方の物流センターを締めて、関東や海外に出る覚悟を決める!
自社での物流を辞める覚悟を決める。いや、何とかギリギリの売上があれば、雇用を守るために、継続して行く覚悟を決める!

どれが正解とも言えませんが、腹をくくってどこかのタイミングで決めていかなくてはならないのだと思います。




株式会社イー・ロジット チーフコンサルタント 角井 亮一 氏
角井 亮一 氏

1968年(昭和43年)10月25日生まれ。上智大学経済学部経済学科を3年で単位取得終了し、渡米。ゴールデンゲート大学MBAをマーケティング専攻にて取得。帰国後、船井総合研究所に入社。その後不動産会社を経て、光輝グループ入社。 光輝グループでは、物流コンサルティング及びアウトソーシング、を主な活動分野し、日本初のゲインシェアリング(成功報酬型アウトソーシング、東証一部企業)を達成する。 2000年2月14日株式会社イー・ロジット設立、代表取締役に就任する。

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