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プロの視点

アメリカ流通業の最新動向(52)本格化する自動運転トラック・車の実験

16/12/5>>ジェイ 広山 氏

日本でもヤマト運輸とディー・エヌ・エー(DeNA)が自動運転車を活用して荷物を配送する実験プロジェクト「ロボネコヤマト」を2017年3月から実施すると発表し、次世代の物流サービスを目指す動きが活発化しつつありますが、アメリカでは早くもテスト走行が行われました。

世界70ヶ国・地域の450都市以上で、自動車配車サービスを展開しているウーバー・テクノロジーズ(以下ウーバー)傘下のオットー(Otto)がいち早く自動運転トラックのテスト走行に成功したと発表しました。

10月25日に行われた今回のテスト走行はバドワイザーの製造元であるアンハイザー・ブッシュとコロラド州当局の協力で実施したもので、約5万本のビールをコロラド州フォートコリンズから同州コロラドスプリングまでの120マイル(約192㎞)の高速道路を自動運転トラックで運ぶことに成功しました。ドライバーは乗車していましたが、高速道路(25号線)の走行中は運転席ではなく、車内の仮眠スペースで自動運転システムを監視していました。

尚、ウーバーは今年8月に自動運転トラックの開発を進めていたオットーを6億8,000万ドル(推定)で買収し、新たに3億ドルを投じてスウェーデンのボルボと自動運転トラックの共同開発を進め、2021年の実用化を目指すと公表していました。また、オットーではこの自動運転トラックでの運送を試したい企業はUber Freight(https://freight.uber.com/)のサイトから申し込めるとしています。


自動運転中のトラック
参照動画:https://youtu.be/Qb0Kzb3haK8



走行中に運転席を離れているドライバー


また、ウーバーは自動運転車での公道での配車サービステストをペンシルベニア州ピッツバーグで開始したと発表しました。ボルボのSUV(XC90)をベースにしたこの自動運転車の実験では、運転席にドライバーが乗っており、いつでも自動運転からドライバーによる運転に切り替えられるもので、一部のユーザーを招待して行われました。

尚、自動運転タクシーの実験については、MITのロボット工学の教授が立ち上げた自動運転技術企業nuTonomy社が、ウーバーより一足早く、世界初の公開実験をシンガポールの市街地で8月から始めていまして、2018年にはシンガポールでサービスを開始する予定です。

また、ウーバーのライバルであるリフト(Lyft)もジェネラルモーター社と共同で自動運転車の実験を進めていまして、年内にも公道でのテストを行う予定です。


ウーバーによる、自動運転車のテスト
参照動画:https://youtu.be/pmofgf-Y3Mc


オフィス J.K. 代表 ジェイ 広山 氏
ジェイ 広山 氏

1958年東京生まれ。卸売会社の営業及び企画開発部門に勤務後、渡米。 リサーチ会社勤務及びフリーの視察旅行コーディネーターを経て、1987年に友人とともにオフィスJ.K.を設立し代表を務める。日本及び米国の流通業界の生成、発展、展開に関する幅広い知識と全米の商業施設開発(都市開発を含む)に関する豊富な現地調査の経験を有しており、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本小売業協会の米国流通視察コーディネーターを長年務めるなど、
日米両国において多くの団体/企業のコーディネーション、コンサルティング業務、
講演会を数多く手掛け、その独自の視点と分析は高い評価を得ている。

・日本百貨店協会 スペシャルアドバイザー
 (季刊発行JDSA USAリテールレポート執筆・編集、2003年~
・日本ショッピングセンター協会 SCアカデミー講師(2007年~)
・国際ショッピングセンター協会 会員
・株式会社丹青社 アドバイザー
・JRグループ 米国流通業界レポート
 (年次レポート:2002~2006年、季刊レポート:2007年10月~)

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