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プロの視点

物流ロボットと5Sは切り離してはならない!

16/12/26>>角井亮一 氏 監修

今年は、省スペースで多くの品物を保管する、物流の自動化、保管品を取りに行く時代から、やって来る時代への転換期として、物流ロボットの話題で盛り上がりを見せていました。

しかし中小企業が大半を占める物流業界では、全企業がロボットを導入することは無理なのです。

そもそも物流効率化の基本は整理整頓清掃という3Sの徹底なのです。
その根幹は「ムダ取り」です。

企業活動のあらゆる場面や場所で知らぬ間に発生している「ムダ」を排除することで、良いことが多く起こります。

<例えば>
・見える化が実現する
⇒七つのムダが少なくなればなるほど、現場が良く見える。
現場の作業状況やKPI達成度合いが予測しやすくなる。

  
・利益率が上昇する
⇒ムダ取りは余計な時間を削減してくれる。
作業効率が上がる。


・従業員の心も整理整頓清掃されていく
⇒綺麗な職場は気持ちよく働ける環境そのもの。
3S環境をキープすることが人の美的感覚を磨く。
ESが向上する。


・対外的評価が高まる
⇒感動、興味を抱く訪問者が増える。
企業品質が自然に上がるので、CSも向上する。
話題になる。取引したくなる効果の一つとなる。


何も機械を導入しなくても、利益は出せるのです。


よって高額な物流ロボットの導入は、徹底した5Sで利益を出し、顧客を増やし、そして規模が大きくなった時に検討すればよいということになります。


但し、今、どんな物流機器が開発されているのか?どんな企業がそれを利用しているのか?という情報は知っておく必要があります。
知識無しでは営業もできません。
同業者同士での話題にもついていけませんね。


さて、ここで今一度考えていただきたいことは、物流ロボットやマテハンシステムの導入は、5Sができていて、更なるムダ取りを機械に頼らざるを得ない状況にあることが条件だということです。


機械は常に周辺を点検をしなければなりません。
人の入る必要が無い場所で動くロボットも、5S活動できちんとチェックする必要があります。

コンベアの下やロボットの通路に埃やパレットの欠片、PPバンドなどが落ちていないか?

機械にオイル漏れ、異音、異常はないか?


5Sの活動範囲が当然増え、チェックや作業ルールも増えますが、これらを怠ると、機械の故障や異常作動などが起こる可能性があります。


リーチリフトは、舗装道路や僅か数ミリの段差を走行すると車輪のゴムがすぐに消耗し、振動で油圧系統、電子系統にも異常がでます。操作ルールがないと、慌て操作であちこちにぶつけたり、横転したり、終いには人と接触する事故も起こります。


ストッパー付きの台車も凸凹の道で使ったり、重量超過の荷を載せてストッパーを使い続けると、ボルトが外れやすくなったり、ストッパー部分が変形し、ストップが効かなくなり、無人で動きだす。プラットホーム下に転落したり、人に接触することもあります。


いずれも、楽に安全に荷扱いするために導入したマテハン機器でも、操作ルールが無いと、故障が早く起こり、また修繕費に高額な費用がかかり、ムダ取りのはずがムダを増やす結果になってしまうのです。


みなさん、安全第一、品質第二、利益第三の精神で、繁忙期でも5S活動を推進し、年末を乗り越えていきましょう。





株式会社イー・ロジット チーフコンサルタント 角井 亮一 氏
角井 亮一 氏

1968年(昭和43年)10月25日生まれ。上智大学経済学部経済学科を3年で単位取得終了し、渡米。ゴールデンゲート大学MBAをマーケティング専攻にて取得。帰国後、船井総合研究所に入社。その後不動産会社を経て、光輝グループ入社。 光輝グループでは、物流コンサルティング及びアウトソーシング、を主な活動分野し、日本初のゲインシェアリング(成功報酬型アウトソーシング、東証一部企業)を達成する。 2000年2月14日株式会社イー・ロジット設立、代表取締役に就任する。

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