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プロの視点

事故防止を考える~事故を個人のせいにしないアプローチ~・・・最終

17/05/23>>成沢 拓也 氏

前回の続きです。

3.エラーによって事故につながりそうになった事例から学ぶ方法

重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の発見のことをヒヤリ・ハットと言います。(みなさんも一度は聞いたことがあると思います)
このヒヤリ・ハットのことを「インシデント」とも呼びます。

1件の重大事故があれば、その背後には29件の軽微な事故と300件のインシデントが潜んでいるというのが有名なハインリッヒの法則です。

重大災害の防止のためには、事故や災害の発生が予測されたインシデントの段階で対処していくことが必要です。

インシデントを把握してその原因を取り除くという作業の繰り返す、この仕組みを「IRS(incident report system)」と呼びます。
地道な活動ですが事故防止には大変有効な方法です。

篠崎運送倉庫の柳原さんがブログで面白いことをおっしゃっていました。
ヒヤリ・ハットについては「ヒヤリハット」ではなく「ヒヤリ」と「ハッ!と」を分けて理解する必要があるとのことです。(詳しくは篠原運送倉庫様のブログをご覧ください)

事故を起こした当事者のミス(ヒューマンエラー)はもちろんのこと、当事者をとりまく周辺環境(ヒューマンファクター)の把握、ミスを気付かせる仕組み(フールプルーフシステム)、エラーを事故につなげない仕組み(フェールセーフシステム)、そしてヒヤリ・ハッとした事例から学ぶ仕組み(IRS)など、様々なことを把握して考えて対策することが必要です。

このような様々な側面から継続して対策を行うことを「事故防止マネジメント」と言います。
事故防止はまさに「事故防止マネジメント」を回すことでしか改善できない継続的な活動であると言うことができます。

6章に渡ってお付き合いいただきました「事故防止を考える~事故を個人の責任にしないアプローチ」いかがでしたでしょう。
みなさまの職場や組織でも、事故を「個人のせい」として処理しているケースがあれば改善の余地があります。是非これらの考え方を参考に事故防止を考えてみてはいかがでしょうか。


以上




株式会社 エスワイ・ロジステックス 取締役 成沢 拓也 氏
成沢 拓也 氏

昭和47年宮城県仙台市生まれ。平成2年仙台第二高等学校卒業、平成6年東北学院大学卒業。
大手物流会社の現場やSEを経験後3PL担当営業に従事。数多くの物流センター構築に携わる。
平成18年より(株)エスワイ・ロジステックスの営業・企画担当取締役として物流コンサルティング、3PL構築に従事。
*物流技術管理士、趣味は料理、釣り、楽器演奏、ロードバイク*

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