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物流コスト削減 成功事例

『出荷作業を4時間短縮、誤出荷は90%削減。今や「物流ABC」は会社の財産です』

株式会社 伍魚福(ゴギョフク) 様 業種:高級珍味の製造卸

「お客様に価値のある商品・サービスを提供し、伍魚福に関わる全ての人に貢献する」という品質方針のもと、昭和30年の創立以来「味への深いこだわり」を持ちつづけてきた株式会社 伍魚福 様。「物流ABC」を導入した同社は、物流コストの大幅削減に成功した。 導入のきっかけや取り組みについて、お客様サービス部統括課長の佐藤様と神戸物流センターの関谷様に話を伺った。
※物流ABC:物流Activity Based Costing(物流における活動基準原価計算)

チルド珍味で全国トップシェア

くぎ煮

株式会社 伍魚福は、ドライ珍味よりも味が良く、生珍味よりも日持ちがするチルド珍味で売り場提案を行い、今までに存在しないニッチ市場を開拓してきた。チルド珍味で全国トップシェアを誇る。「くぎ煮」を登録商標に持ち、イベリコ豚や明石だこなど、おもに酒の肴を全国の酒販店、スーパーマーケット、キヨスク、空港などを通じ、消費者に届けている。工場を持たない経営(ファブレス経営)をおこなう伍魚福が、いかにお客様に喜ばれ支持されてきたのか。それは、商品企画・デザイン・ブランド管理・品質管理・物流・売り場提案といったマーケティングに力を入れているためだ。その中で、「物流ABC」に力を入れたことも成果が大きかったという。

なぜ「物流ABC」を導入したのか

物流ABC導入の手順、物流管理のすべてがわかる本
「物流ABC」を導入したきっかけは何ですか?

当社は酒の肴を扱うメーカーであり、多品種少量生産の形態です。よって物流コストは上昇傾向になっており、さらにお客様からの要望は100%受け入れることが当たり前として、物流運営をおこなってきました。しかし、あまりに増大しつづける物流コストに対して、なんらかの手を打たなければならないと、当時の社長(現会長)が私に持ってきた本が「物流ABC導入の手順」(湯浅和夫著、かんき出版)だったのです。まだ理解が不十分だったので、さらに「物流管理のすべてがわかる本」(湯浅和夫著、PHP研究所)を読み、これ(物流ABC)なら当社の物流コストが削減できるかもしれないと感じたのです。

物流ABCの本から、具体的にどのようなことを学びましたか?

物流ABCの本を読む中で、「出荷作業」と「物流経費」の紐つけ、そして「顧客別のサービス内容」と「物流経費」のバランスが大切だということを理解しました。一度、すべての作業を分解してから改善改良すること。アクティビティ(行動)を綿密に計測、集計してようやく物流コストの全体像や問題点が明らかになる、ということを学んだのです。しかし、私一人で物流ABCを導入するには力が及びませんでしたので、コンサルタントにご指導いただくこととなりました。

「物流ABC」は会社の財産です

大きな成果がありました

大きな成果がありました

物流ABCの導入をして、どのような変化がありましたか?

無駄な作業や問題点が、頭の中でスパッと分かれて見えてくるようになりました。これは大きな成果です。今までの経営コンサルタントのやり方は、問題点の指摘と同時に改善点まで丁寧に指導されるのですが、今回は自分たちで問題発見や改善・改良することを行いました。そのおかげで、今では問題が発生すると瞬時に「問題の本質」を判断できるようになったのです。問題の発生源が、お得意先との条件面にある場合は、営業部門との調整を行うなど、改善活動のPDCAが全社的になりました。

また、物流ABCを導入するまでは、物流コストの責任は100%物流にあると営業部門は考えていました。しかし、過剰な物流サービス(=時間のかかる作業=経費アップ)の発生原因は、お得意先との商談成立時に発生していることが大半でした。このように物流ABCを導入することで、作業の無駄の本質をとらえる習慣が身に付き、その原因調査を通じ改善する風土ができたことは、今や会社にとって大きな財産です。

具体的にどのような活動成果がありましたか?

当時の受注形態は、当日午前中までの注文は当日出荷で、基本的に翌日には商品をお得意先にお届けします。さらに、大型店様の大量注文はEDI(電子データ交換)で14時から17時に集中し、運送会社の集荷が18時という非常に厳しい状況にありました。 当日の出荷数量は当日にしかわからないという状況で、人員配置も勘に頼っており、18時の集荷には絶対に間に合わせないといけないため、出荷作業などに余剰人員を抱え込む状況でした。そのため、経費率が悪化する一方だったのです。

さらに、出荷検品の作業にハンディターミナルを利用することで、作業時間の短縮と誤出荷の防止に大いに役立ちました。以前は月平均10件あった誤出荷が、現在は月平均1件と大幅に削減しています。(出荷件数=約8,000件/月、誤出荷率=0.0125%)

営業部門の協力が「物流ABC」成功の秘訣

物流ABCは各部門との連携が大切

物流ABCは各部門との連携が大切
拡大・詳細

今後の物流ABCの取り組みについて教えてください

物流ABCを導入するにあたりプロジェクトチームを作ったのですが、メンバーの中に営業が少なかったことを反省しています。物流ABCだからといって、物流部門だけで問題は解決しません。たしかに物流部門には様々な問題があります。しかし、より大きな改善を図るには営業部門の協力が欠かせないのです。

「物流部門による物流倉庫内作業の改善」+「営業部門におけるお得意先とのサービス内容の改善」の両方の活動が、物流ABC成功のポイントであると確信しています。 今後は、営業部門に協力要請を行い、物流ABCのメリットなどの地道な説明・教育をするとともに、利益管理システムの構築や、正確な利益目標を算出していくことが、社内に物流ABCを浸透させていくための大きな鍵になると考えています。

※この事例記事は、伍魚福様の講演資料およびユーザックシステムの取材により作成いたしました。この記事に関するお問い合わせは、ユーザックシステム/マーケティング本部(TEL:03-6661-1210)までお願いします。

会社外観
会社プロフィール

商 号:株式会社 伍魚福
所在地:神戸市長田区野田町8丁目5番14号
TEL:078-731-5735(代)
URL:http://gogyofuku.co.jp/
従業員:約60名
売上高:約20億円
業 種:味を創造する高級珍味の製造卸
主要製品:神戸銘品(くぎ煮、明石だこなど)、チルド珍味、ドライ珍味、冷凍珍味

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