物流コストを削減したい企業様のためのお役立ちサイト 物流コスト削減.COM

  • HOME
  • 初めてご利用の方へ
  • メールレター配信申込
  • 記事投稿
  • サイトマップ
サイト内検索

お問い合わせフォームはコチラ

プレミアムコンテンツ 湯浅和夫の「物流の常識・非常識」
No.1 ムダ探しの旅の出発点:2008/7/1配信
-----------------------------------------------------------------------------------

このコラムでは、「物流コスト削減」をテーマに私の考え方を述べて
いきたいと思います。

場合によっては、その主張が独断に類するものになるかもしれませんが、
反発などなさらず、「そういう考え方もあるのか」と寛容の気持ちで
受け止めていただきたいと思います。

私としては、それを前提に率直に私の思うところを披露していくつもり
ですので、よろしくお願いします。


さて、コラムの開始にあたって、まず「物流におけるムダとは何か?」
ということを考えてみます。

ご承知のように、ムダとは「本来必要がないもの」です。

つまり、それがなくても「本来の機能を発揮できる」あるいは
「それがなくても本来の目的を達成できる」というものです。

イメージ図

ここで重要なのは、当然のことですが、必要なものか必要ないものか
を判断する基準である「本来」の中身を明確に定義することです。


たとえば「ピッキングにおけるムダ」を探すにあたっては、
「本来ピッキングとは何をすることか」ということを明示することが
必要です。

ここでピッキングとは「リストを見て、それが置かれてある場所に
移動し、指示されている数を取り出す」というのが本来の動きです。

このように定義づければ、この本来の動き以外のすべての動きがムダ
ということになります。


このような視点から、ここで大上段に「本来、物流とは何か」という
ことを考えてみましょう。ここで「本来」の定義に必要のないものは
すべてムダということになるわけです。


さて、みなさんはどのような定義を持ってきますか?


私は、消費財の物流についていえば、「本来、物流は、すべて小売店
の店頭在庫補充のために存在する」と定義づけます。

イメージ図

原材料や部品の物流ならば、「ユーザーである工場の生産ライン脇の
原材料・部品在庫補充のために存在する」ということです。


いかがでしょうか。


このように物流を定義すると、いろいろなムダが見えてくるはずです。
ロジスティクスやSCMの考え方が登場する理由も簡単にわかります。

次回以降、この定義を出発点に、物流におけるムダ探しの旅を始めた
いと思います。


湯浅和夫氏のプロフィール

株式会社 湯浅コンサルティング 代表取締役社長
1946年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、(株)日通総合研究所に入社。同社常務取締役を経て、2004年4月(株)湯浅コンサルティングを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。(財)食品流通構造改善促進機構「電子商取引導入推進検討委員会」、国土交通省「自動車税制研究会」、(社)日本ロジスティクスシステム協会「物流技術管理士専門委員会」など歴任。著書多数。

image