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プレミアムコンテンツ 湯浅和夫の「物流の常識・非常識」
No.4 ロジスティクスの三要素:2008/10/1配信
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軍事におけるロジスティクスは、前線で戦う兵士たちに対し戦闘に
必要な物資を適宜、適量供給し続ける後方支援活動だと前回述べま
した。

ロジスティクスが脆弱だと、戦うための能力が低下し、結果として
負けてしまうことを意味します。それは、同時に兵士たちの生死に
かかわることになります。ここにおいてはロジスティクスの重要性
については説明の必要などありません。


それでは、企業においてはどうでしょうか?

企業活動としてのロジスティクスは、もちろん生死にはかかわりま
せん。ただ、ロジスティクスが弱いと、企業の競争力や企業体力を
低下させていくことは否めない事実です。


具体的に、ロジスティクスが「弱い」とどのようなことが起こるの
でしょうか?

ロジスティクスは供給活動ですから、それが弱いと、顧客に必要な
商品が適宜、適量届かないという結果を招きます。これは、売上を
ロスすることであり、また顧客の信用を失うことにもつながります。


イメージ図


また、その供給活動に無駄があれば、コスト負荷の増大を招き、企
業利益を減少させることになります。

いずれも企業にとっては大きなマイナスです。


さて、ここで、みなさんに一つ質問をします。

ロジスティクスがしっかり動いているというのは、どういう状態を
言うのでしょうか?

つまり、欠品を最小限に抑え、無駄を極力省いた供給活動のイメー
ジです。

ここで、そのイメージを描いてください。


どんなイメージになったでしょうか?

そのイメージの中に以下の三つの要素は入っていたでしょうか。
ロジスティクスを動かす三要素です。

このうち一つでも欠いたらロジスティクスは成り立ちません。

1.市場の動きに関する情報を把握し続けられていること

2.市場の動きに合わせて商品を調達できる生産、仕入体制になって
いること

3.調達した商品を市場の必要なところに送り込む物流体制ができて
いること


ロジスティクスを動かす三要素


いかがでしょうか。

上の質問に対する答えにこれらの三要素がすべて入っていないと、
ロジスティクスについての理解が十分ではないと言わざるを得ませ
ん。なぜ、これらが必要なのかということについては軍事における
ロジスティクスを考えていただければ、容易にわかると思います。

次回以降でこれらの三要素について詳しくみていきます。そこには、
物流という視点では見えない大きな無駄が隠れています。


湯浅和夫氏のプロフィール

株式会社 湯浅コンサルティング 代表取締役社長
1946年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、(株)日通総合研究所に入社。同社常務取締役を経て、2004年4月(株)湯浅コンサルティングを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。(財)食品流通構造改善促進機構「電子商取引導入推進検討委員会」、国土交通省「自動車税制研究会」、(社)日本ロジスティクスシステム協会「物流技術管理士専門委員会」など歴任。著書多数。

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