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プレミアムコンテンツ 湯浅和夫の「物流の常識・非常識」

No.16 物流拠点在庫の現実的な取り組み :2009/10/1配信
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物流拠点の在庫管理は、物流拠点に「何日分持つか」を決めることが出発点になると前回言いました。
何日分持つという枠がないと必要数量の管理ができませんので、管理枠の設定が必要なことは言うまでもありません。

そこで、物流部門で1週間分の在庫を持つと決めたとします。
ところが、物流拠点に現実に置かれている在庫は、トータルの在庫金額で出荷換算すると約1か月分あったとします。
ここでトータルの在庫金額という言葉を使っているのは、個々のアイテム別には実態がわからないと思われるからです。
ここで論理的とは「在庫は出荷のために持つものだということを前提に必要最小限の値を求める」ということを意味します。

こういう実態では、おそらく個々のアイテム別に見ると、在庫日数は大きくばらついていると思います。
いまの時点ではそれはよいとして、問題は、「現実に1か月分もの在庫があるのに、
これを1週間分の管理枠に収めろといっても事実上困難だ」ということです。
どうすればよいのでしょうか?

いま物流拠点に置かれている在庫を工場に戻すなどということは考えられもしませんし、
明日以降工場から送り込まれてくる在庫を受け取らないということもできません。

こんなことでは、いつまで経っても物流拠点在庫を適正に維持することなどできません。
でも、物流の無駄を排除するためには避けて通ることはできません。
さて、どうするかです。

ここで、このような事態を解決するためにあるメーカーが実際に行った方法を
今回と次回の二回にわたってご紹介したいと思います。

突然ですが、ここで皆さんに質問です。上記課題と関連しますので是非考えてください。

質問は、
「ある工場で、工場内に倉庫が7ヵ所に分散して配置されており、それぞれ違った製品が保管されているため、
出荷のトラックはこれら7ヵ所の倉庫を巡回して積み込んで行くことを余儀なくされています。
当然、出荷の積み込みに2~4時間掛かってしまい、トラックの運行効率上大きな問題になっています。
一切の投資なしに、この問題を解決するにはどうすればよいで しょうか?」
というものです。
7個所の倉庫を巡回して積み込んでいるが・・

答えは次回に披露しますが、ここで考え方のヒントを述べます。

たとえば、物流拠点に在庫が1ヵ月分あった場合、その中をすべて回ってピッキングをするのは動線が長くなり無駄です。
1ヵ月分の中を動き回らないためにはどうしたらよいですか?
7ヶ所の倉庫を回らないで出荷ができるようにするにはどうしたらよいでしょうか?

これがヒントです。ここまで言えば、もうおわかりと思いますが、いかがですか?


湯浅和夫氏のプロフィール

株式会社 湯浅コンサルティング 代表取締役社長
1946年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、(株)日通総合研究所に入社。同社常務取締役を経て、2004年4月(株)湯浅コンサルティングを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。(財)食品流通構造改善促進機構「電子商取引導入推進検討委員会」、国土交通省「自動車税制研究会」、(社)日本ロジスティクスシステム協会「物流技術管理士専門委員会」など歴任。著書多数。

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