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プレミアムコンテンツ 湯浅和夫の「物流の常識・非常識」

No.18 在庫管理を構成する二つの要素 :2009/12/1配信
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ここでロジスティクスについてちょっと復習をしたいと思います。
改めて言いますと、ロジスティクスは、市場への出荷動向に合わせて供給活動をコントロールするためのマネジメントです。
供給活動というのは、具体的には商品を生み出す生産や仕入、
それに商品を必要なところに移動させる物流という活動によって成り立っています。
つまり、市場において商品を必要とするところに適宜に適量届けるための活動なのです。

そのために、市場の要求に応えられるように商品を在庫として置いておき、
その在庫を減り具合に応じて生産し、仕入れをすることで補充するという活動が必要になるわけです。
いま、物流センターの在庫を問題にしているのは、それが市場の要求に応えるための重要な在庫だからです。
この在庫がいい加減に置かれていると、それを補充する活動である生産や仕入もいい加減になってしまうということです。

そこで、いい加減な管理をしないために必要になるのが、物流センターに在庫を何日分置くかという「管理枠」です。
在庫管理は、このような管理枠の設定からスタートするわけです。
以上、ちょっと復習をしました。

さて、ここで1週間分の在庫を持つと決めたとしますと、この後、在庫はどのように管理されていくのでしょうか?
言葉を換えれば、どのように補充されていくのでしょうか?

在庫管理においては、この補充の仕方がポイントになります。発注の仕方といっても同じです。
つまり、在庫管理は、「いつ発注するのか」と「いくつ発注するのか」という二つの要素により成り立っているということです。
この二つの要素が適正に動いていれば、在庫は適正に維持されているということになるわけです。

この二つの要素のうち、前者を発注の「タイミング」、後者を「量」と呼ぶことにします。
まず、タイミングについて見ますと、いかがでしょうか、タイミングはさらに二つに分けることができます。
定期的に発注するか、必要な都度つまり不定期に発注するかの二つです。
また、量も二つに分けることができます。いつも決まった量(定量)を発注するか、
発注の都度計算して決めるか(不定量)の二つです。

これらを組み合わせることで、いわゆる四つの発注方式というものが登場するわけです。
在庫管理の本には必ず登場する基本概念です。
これらについて正確に理解することで在庫管理の本質に迫ることができると思います。
決して楽しい話ではありませんが、ロジスティクスにとって不可欠な知識ですので、しばらくお付き合い願います。

四つの発注方式
(1)定期定量発注
(2)定期不定量発注
(3)不定期定量発注
(4)不定期不定量発注

在庫管理の2つの要素


湯浅和夫氏のプロフィール

株式会社 湯浅コンサルティング 代表取締役社長
1946年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、(株)日通総合研究所に入社。同社常務取締役を経て、2004年4月(株)湯浅コンサルティングを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。(財)食品流通構造改善促進機構「電子商取引導入推進検討委員会」、国土交通省「自動車税制研究会」、(社)日本ロジスティクスシステム協会「物流技術管理士専門委員会」など歴任。著書多数。

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