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プレミアムコンテンツ 湯浅和夫の「物流の常識・非常識」

No.22 リードタイムは管理されていますか? :2010/4/1配信
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在庫管理は、「いつ」「いくつ」発注するかを決めることがポイントになることはもうおわかりだと思います。
少し復習してみますと、「いつ」というのは発注時期ですが、これは二つに区分できます。
定期発注と不定期発注です。

定期発注は、毎週あるいは毎月決まった日に発注するというもので、週次発注、月次発注などと呼ばれます。
不定期発注は、在庫が一定水準(発注点)にふれたときに発注するというもので、発注点法と呼ばれます。


まず定期発注についてみてみましょう。
この発注時期は各社で決まっているはずです。
簡単に言えば、週一回月曜に発注する、毎月5日に発注するという具合です。
発注時期については特に問題はないですね。

さて、この定期発注の場合、何日分の在庫を持つかという「在庫期間」が自動的に決まってしまうという点に特徴があります。
このことは、すぐにご理解いただけると思います。
毎週一回発注するなら、発注する在庫は「1週間分」です。毎月一回発注するなら、発注する在庫は「1ヵ月分」です。

こうなると、定期発注の場合、つきつめれば、
発注する「1週間分」あるいは「1ヵ月分」の在庫量がいくつになるのかという点だけがポイントになるということです。
発注時期は各社で決めればいいことですし、発注時期が決まれば、
発注量算定のベースとなる「在庫期間」も自動的に決まってしまうからです。
その発注量の計算については次回以降で説明します。


次に、発注点方式についてみてみます。
この場合、発注点をどう決めるかということがポイントになるような印象を受けますが、
実は、この発注点も自動的に決まってしまうという性格を持っています。
ご存知のように、発注点というのは、この時点で発注しないと次の入荷までに在庫がなくなってしまうという限界点を指しています。
つまり、発注点は「リードタイム日数」に該当するのです。

リードタイム日数とは、発注してから入荷するまでの日数を言います。
在庫管理上非常に重要な概念なのですが、意外なことに、
このリードタイム日数が管理されていないという会社が少なくありません。

リードタイム日数は、商品によって、あるいは仕入先によって異なっているというのが実態ですが、
その日数は「きちんと決まっていない」「そのときどきで変わってしまう」「一応決まっているが、遅れる場合もある」などという
無管理状態になっている場合が少なからずあります。
これでは、適切な在庫管理などできません。

次回でこのリードタイム日数について詳しく検討したいと思います。

リードタイムをしっかり管理できていますか?


湯浅和夫氏のプロフィール

株式会社 湯浅コンサルティング 代表取締役社長
1946年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、(株)日通総合研究所に入社。同社常務取締役を経て、2004年4月(株)湯浅コンサルティングを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。(財)食品流通構造改善促進機構「電子商取引導入推進検討委員会」、国土交通省「自動車税制研究会」、(社)日本ロジスティクスシステム協会「物流技術管理士専門委員会」など歴任。著書多数。

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