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プレミアムコンテンツ 湯浅和夫の「物流の常識・非常識」

No.24 いよいよ「発注量」を計算する :2010/6/1配信
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前回まで「リードタイム」について少し詳しくみてきました。
それは在庫管理においてリードタイムは重要な意味を持つからです。

重要な意味を持つというのは、定期発注であれ不定期発注であれ、リードタイムが発注のタイミング、
量の計算において必要になるということです。

それでは、リードタイムの理解を前提に、
いよいよ発注量の算定をどうするかという在庫管理の核心に入りたいと思います。

改めて言いますが、在庫管理はロジスティクスを動かす道具です。
そして、ロジスティクスは物流における無駄を徹底的に排除するための仕組みです。
これらのことを頭において以下の話を聞いてください。

さて、まずお聞きしますが、これから検討する「発注量」とは一体何でしょうか?
これを考えるにあたり、ちょっとした例を出してみましょう。

まず定期発注で考えてみます。
いま週1回、毎週月曜朝に発注している会社があったとします。
リードタイムを3日としますと、月曜に発注した商品は木曜の朝に入荷するわけです。

改めて言いますと、この月曜の朝に発注する量が「発注量」です。
そして、この「発注量」は「それが入荷する木曜の朝から翌週の水曜の夜」までの
出荷に対応するための在庫の量を言います。

発注量はこのような意味を持っています。

別の例で確認してみましょう。
週1回の定期発注は同じとしてリードタイムが「3週間」だったらどうなるでしょうか?

もうおわかりのように、たとえば第1週の月曜の朝に発注したら、第4週の月曜の朝に入荷することになります。
この場合の「発注量」とは何でしょうか?

言うまでもなく、第4週の1週間の出荷に対応するための在庫の量が発注量です。
その在庫を確保するための行為が発注です。

以上の説明でご理解いただけたと思いますが、発注量というのは
「リードタイム後の出荷期間(週次発注なら1週間分)分の出荷に対応する在庫」を意味するということです。

さて、発注量をこのように理解すると、その量の計算にあたって一つ重要な課題が登場します。
それはリードタイム後の出荷期間における出荷量をどう読むかということです。

上で例に出したリードタイム3日なら、いまから4日目以降の1週間分の出荷量を読めばいいのです。
それほど難しいことではないですね。

それではリードタイム3週間ならどうなるでしょうか?

いまから4週間先の出荷量を読むのです。これは「予測」が入るかもしれません。
リードタイムの長短は、出荷量の読みに影響を与えることをご理解ください。

「発注量」=リードタイム後の出荷期間分の出荷に対応する在庫


湯浅和夫氏のプロフィール

株式会社 湯浅コンサルティング 代表取締役社長
1946年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、(株)日通総合研究所に入社。同社常務取締役を経て、2004年4月(株)湯浅コンサルティングを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。(財)食品流通構造改善促進機構「電子商取引導入推進検討委員会」、国土交通省「自動車税制研究会」、(社)日本ロジスティクスシステム協会「物流技術管理士専門委員会」など歴任。著書多数。

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