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プレミアムコンテンツ 湯浅和夫の「物流の常識・非常識」

No.36 改めて物流コスト削減を考える :2011/6/6配信
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これまで、この連載で、物流活動を適正化する、
つまり物流コストを削減するためにはロジスティクスの導入が有効であり、
そのために必要な管理技法が在庫管理であると繰り返し述べてきました。

それを前提に、改めて物流コスト削減方策について検討してみたいと思います。

その検討において、これまでの話の意義が改めて整理されると思います。
入門編のような話になるかもしれませんが、ちょっとお付き合いください。


さて、一口で「物流コスト削減」と言いますが、そこで対象となる物流コストとは一体何でしょうか?
もちろん、物流コストとは「物流活動を行うことによって発生するコスト」です。

ここで考えていただきたいのは、「コストは活動を行うから発生する」という真理です。

つまり、活動を行わなければコストは発生しないということです。
このことは、コスト削減のためには「活動をやめる」という取り組みが有効だということです。
それを目指すのが「ロジスティクス」なのです。

それについては後述するとして、ここでメーカーを例にとり、物流コストを区分してみると以下のようになります。

(1)工場倉庫から物流拠点までの輸送費

(2)物流拠点から顧客・ユーザーまでの配送費

(3)物流拠点にかかわる費用

いかがでしょうか。
これがメーカーにおける物流コストのすべてです。


それぞれどんな費用が発生しているかというと、

(1)では、トラックや鉄道、海運、航空など輸送手段の運賃です。

(2)では、輸送手段は、ほとんど例外なしにトラックです。
貸切トラックの運賃か小口輸送の運賃がここで発生する費用です。

(3)は、拠点を賃借している場合は、借りているスペースの費用と、
作業者、資材、設備機器など作業にかかわる費用が発生しています。

物流コスト削減といった場合、これら輸送費用、配送費用、拠点費用の三つに区分して検討することが有効です。


さて、ここで皆さんに考えていただきたいことがあります。

皆さんの会社では、これまで、これら三つの費用の削減にどんな方策を適用してきましたか?
物流コスト削減の新たな糸口を見出すという意味で、それらを書き出してみることも意義あることと思います。

その一般的な方策について次回で検討したいと思います。



湯浅和夫氏のプロフィール

株式会社 湯浅コンサルティング 代表取締役社長
1946年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、(株)日通総合研究所に入社。同社常務取締役を経て、2004年4月(株)湯浅コンサルティングを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。(財)食品流通構造改善促進機構「電子商取引導入推進検討委員会」、国土交通省「自動車税制研究会」、(社)日本ロジスティクスシステム協会「物流技術管理士専門委員会」など歴任。著書多数。

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