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プレミアムコンテンツ 湯浅和夫の「物流の常識・非常識」

No.37 これまでの輸送コスト削減策 :2011/7/4配信
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前回、皆さんの会社では、「これまで、どんな物流コスト削減策を行ってきたか」を書き出してくださいと言いました。
いろいろな方策が採られてきたことと思います。
ここで、一般的な言葉でそれらの方策を書き出してみたいと思います。

今回は、工場から物流拠点までの「輸送」についてみてみましょう。
各社により表現は違うと思いますが、以下のような方策が考えられます。

(1)積載効率の改善
(2)輸送の大型化
(3)輸送手段の見直し
(4)輸送の共同化
(5)積載の隙間をなくすための梱包改善
(6)往復輸送等による稼働率改善
(7)リードタイム等の見直し
(8)拠点間転送などムダな物流経路の排除

工場からの輸送ですから、一度に運ぶ量を大きくしたいと考えます。
これにより運ぶ回数を減らすことができれば、輸送費は低減できます。
その取り組みが(1)と(2)です。
また、大量に運ぶわけですから、トラックではなく、鉄道や内航海運を使えないかという(3)の検討もでてきます。
運ぶ地域によっては積載効率を上げるために(4)の方策も検討されます。
(5)は、積載効率を上げるための方策です。意外に効果が大きいことが多くの会社で実証されています。
また、帰り荷を発荷主が探すことで、運賃を下げるという(6)の取り組みも行われています。
また、(7)のように工場から物流拠点へのリードタイムを長くするで、輸送手段の選択や積載効率向上させるという取り組みもあります。

その他にも方策があるでしょうが、これらの特徴は、「いまそこで行われている輸送」をいかに安くやるかという取り組みです。
これとちょっと違うのが(8)です。
本来必要のない輸送を見つけて排除しようという取り組みです。
ここで役立つのが「O-D表(※)」です。

さて、それでは、ロジスティクスにおいてはどのような方策になるのでしょうか?
もうおわかりですね。
工場から物流拠点までの輸送を「市場が必要とするものに絞り込む」という取り組みになります。
トラックの荷台の積載効率も大事ですが、それ以前に、そこに載っている在庫が本当に必要なものかどうかを問うのがロジスティクスです。


※「O-D表」については下記(No.12 輸送費を徹底的に見直す)をご覧下さい。
No.12 輸送費を徹底的に見直す


湯浅和夫氏のプロフィール

株式会社 湯浅コンサルティング 代表取締役社長
1946年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、(株)日通総合研究所に入社。同社常務取締役を経て、2004年4月(株)湯浅コンサルティングを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。(財)食品流通構造改善促進機構「電子商取引導入推進検討委員会」、国土交通省「自動車税制研究会」、(社)日本ロジスティクスシステム協会「物流技術管理士専門委員会」など歴任。著書多数。

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